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9月 彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)
農村地帯で多く見られ、 田の畦(あぜ)道に咲いているのを見ると、“お彼岸だな~”と気が付かせてくれます。
彼岸花(ヒガンバナ)の花
ヒガンバナは、花茎の上に6つの花が咲き、花びらが細長く先端が外側にそりかえり、縮れ(ちぢれ)ています。
1つの花に6つの 雄べ(おしべ) と 1つの雌べ(めしべ)が外へ長く出ています。
秋のお彼岸のころに開花することからその名に由来し、古くから詩歌や絵画などにも取り上げられています。
彼岸花を咲き出すと、夏から秋へ季節の移り変わりを感じます。
彼岸花(ヒガンバナ)の葉
「葉は花を見ず、花は葉を見ず」
多くの植物は春先に芽を出し、冬は「葉」が枯れますが、彼岸花(ひがんばな)は全くその逆で、 花 と 葉 が別々に出ます。
彼岸花は、「葉見ず花見ず」(はみずはなみず)とも呼ばれています。 “花があるときは葉がなく、葉があるときは花がない”という意味です。
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(写真:彼岸花の葉っぱ)
(冬) ヒガンバナの葉彼岸花(ヒガンバナ)の葉は、冬に葉を繁らせます。 秋のお彼岸に咲いた花が枯れた後に、茎の根元から細長い葉をスーッと出し、寒い冬の間に色濃く繁り、葉はかたまって生えています。
茂った葉のまま冬を越します。翌春3月~4月頃になると、葉は茶色くなり次第に枯れていきます。 |
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(写真:彼岸花の花茎) (夏の終わり) ヒガンバナの茎9月になるとニョキニョキと、花茎を伸ばします。 |
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(写真:彼岸花の花) (秋) 彼岸花の花秋のお彼岸(秋分の日)の頃、まっすぐな茎の上に深紅の花が咲きます。
葉と花がお互いに見ることはありません。 |
彼岸花と似た花
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ネリネ![]() |
畑や田んぼのあぜ道に彼岸花が沢山
田んぼの脇に咲く赤い花はとても目立ちます。地元の方々の協力で植えられている地域もあります。
彼岸花は有毒植物であることから(球根に毒があります)、畑や田んぼなどのあぜ道に植え、害虫を避けるためともされています。
「お彼岸」の期間
(写真:神社に咲く彼岸花)
お彼岸は、年に2回。
「春のお彼岸」と「秋のお彼岸」があり、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間が「お彼岸」です。 (※お彼岸は、年によって日が違います。 )
彼岸花(ヒガンバナ)は、開花時期のズレが殆どありません。秋のお彼岸が近づくと咲き出します。
竹藪の中に咲く彼岸花 和風庭園におすすめです。とても絵になります。
彼岸花(ヒガンバナ)の名の由来
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
彼岸花には、別名に『曼珠沙華(まんじゅしゃげ)』という名があり、 法華経(ほけきょう、妙法蓮華経)の中に「曼珠沙華」という名の植物が出てきます。
この「法華経」は、お釈迦さまの心があらわされており、 その中に「天は曼陀羅華、摩訶曼陀羅華、曼珠沙華、摩訶曼珠沙華という“四つの花”を雨のように降らし、 仏様の上や人々にまき散らす」~と述べられています。
ヒガンバナの呼び名
歌や詩歌などに出てくる時は、彼岸花(ヒガンバナ)よりも、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という名が多く使われているようです。
他にも、日本全国各地にヒガンバナの呼び名が沢山あります。
彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)の群生
ヒガンバナ(曼珠沙華)は欧米でも人気がある植物です。数百万株の群生地もあるそうです。
日本国内にあるヒガンバナ(彼岸花)の群生は、東日本地域に多く見られます。
近年は、地域で植栽イベントも実施され、休眠中の畑を活かして花や植物を植栽するなど、地域住民の方々による景観作りも盛んに行われています。
9月中旬頃になると「ヒガンバナ」が見頃を迎え、あぜ道や川の土手を真っ赤に彩り、黄金色の稲穂の波に映える赤い彼岸花が壮大に広がる光景を一目見ようと、遠方から大勢の観光客でにぎわいます。
彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)は、球根で増えます。彼岸花は種子がなく(※種では増えません;)自然に生育地を移動させることはできませんが、たった1つの株から、年月(としつき)をかけると、大きな群生をつくることができます。
山崎造園では神社や寺院様の植栽管理も承っております。
季節ごとに花の苗を植え替える花壇の植栽作業や肥料やり、公園の樹木や街路樹の剪定、休眠中の畑を活用した「花の名所づくり」や雑草除去、土の入れ替えなど等、お気軽にお問い合わせください。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他 ,
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市 )
白いヒガンバナ(白い曼珠沙華)
(写真:シロバナヒガンバナ(白花彼岸花))
2016.09.24
ピンクがほんのり混じった、白い彼岸花(ヒガンバナ)が咲いていました。
赤いヒガンバナより、花びらの反り返りや花びらの縁(フチ)のフリルが少ないです。
「リコリス・アルビフローラ」という彼岸花ではないかと思います。
赤いヒガンバナと鐘馗水仙(ショウキズイセン)という黄色いヒガンバナの自然交配種です。
(別名、シロバナヒガンバナ(白花彼岸花))
このヒガンバナ、外に伸びている 蘂(しべ) のピンク色が印象的でした。
9月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、
四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。

一面に広がる「彼岸花」
ヒガンバナ(曼珠沙華)といえば、畑や山中のお墓に咲く花というイメージですが、雑木林の中に咲き乱れる深紅の彼岸花(曼珠沙華)を観たいと思い、宍粟市内を車で走らせてみましたが、彼岸花の群生が咲き乱れ、壮大に広がるレッドカーペットの光景を見つけることができなく・・・、山崎町の揖保川のほとりに小さいですが彼岸花の群生を見れます。白花のヒガンバナ(曼珠沙華)も咲いていました。
兵庫県の中では朝来市「竹田城跡(たけだ じょうせき)」周辺、多可郡の「大歳神社周辺」で彼岸花の群生がみられるようです。
また、たつの市の揖保川沿いを北上した辺りまで観に行かれている方も多く、みごとな景観をみることができます。
関西圏で「ヒガンバナの群落」があるところは、京都や奈良県の方面に多いそうで、佛隆寺(ぶつりゅうじ)の山門へ続く197段の石段の両側に咲く彼岸花は有名です。
(宇陀市のホームページ) 辺りを埋め尽くす赤い曼珠沙華は圧巻です。
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