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ツバキ(椿)が咲く庭・植栽(植え付け)・剪定・手入れ・育て方・品種の特徴
(写真:ツバキが咲く庭 古民家)
ツバキ(椿)は、日本原産の樹木です。
ツバキは、桜と共に日本を代表する日本原産の樹木です。 神社や寺院、学校や公園、結婚式場の庭園や旅館、料亭の中庭にも植えられています。落ち着いた佇まいの和風の庭によく合います。
ツバキ(椿)は、日本原産の樹木です。
神社や寺院、学校や公園、結婚式場の庭園や旅館、料亭の中庭にも植えられています。
ツバキ(椿)の葉っぱ
常緑樹
ツバキ(椿)の葉は厚くて表面にツヤがあり、裏面はやや色が薄く、花色は基本的には赤系が多く、冬でも葉が落ちない常緑樹です。
ツバキ(椿)があるお庭
旅館や茶室・料亭の坪庭・中庭、生垣や街路樹としても使われています。
ツバキ(椿)の増やし方
ツバキ(椿)の増やし方は、挿し木と接ぎ木(つぎき)、種まきで増やすことができますが、「挿し木」で増やすのが一般的です。
その年の春に伸びた枝を、6~8月頃に切り取って挿し木にします。
ツバキの肥料やり(寒肥)
庭植えの場合、1月~2月に有機質肥料を「寒肥」として株元の周辺に埋めます。
冬にツバキ(椿)が開花中の株は花が咲き終わってから追肥(お礼肥)をします。
庭木(植木)の寒肥作業・施肥(せひ)の場所はこちらで紹介しています。
椿(ツバキ)に似ている花木、「サザンカ」
ツバキ(椿)と似た花木で、「サザンカ(山茶花)」があります。カンツバキ(寒椿)は、サザンカの園芸品種です。
(写真:ツバキとサザンカ)
ツバキ(椿)の花姿は平開しない(雄しべを花びらで包んでいるような花の付き方)で、雄しべは筒状です。
ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)は、花びらの付き方や花の散り方が違います。ツバキは花ごと散ります。山茶花は花びらが散ります。
葉の艶(つや)・光沢が違います。
似ている花、サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)の見分け方・違いはこちらで紹介しています。
(写真:カンツバキ(寒椿)
カンツバキ(寒椿)/サザンカ(山茶花)
カンツバキ(寒椿)は、11~2月に開花し、花姿は平開します。名前に「ツバキ」と付いていますが、園芸上、はカンツバキ(寒椿)は「サザンカ(山茶花)」に分類されています。
カンツバキ(寒椿)の花姿は、サザンカとよく似ています。
花の中心部と葉っぱで見分けます。
カンツバキ(寒椿)を自然樹形で育てたい場合は、あまり強く切り詰めない程度にしておき、伸びた枝(徒長枝)を切るようにします。
冬を彩る花木・椿(ツバキ)の品種
冬の風物詩、ツバキ(椿)やサザンカ(山茶花)は、多くの品種があります。
ツバキ(椿)の基本種
一般的にツバキ(椿)と呼ばれる園芸品種の基本種となっているのは、ツバキ科のヤブツバキ(藪椿)で古く万葉集のころから語られています。
ツバキ(椿)の種類
日本では1000品種以上あり、海外でも多くの品種が生み出されています。
洋にも合うツバキ(椿)
ツバキといえば日本の庭園や和風の庭というイメージをお持ちの方も多いのですが、近年はバラのような花びらをした品種も多く、とてもツバキ(椿)とは思えない洋風なイメージの品種も多くあります。
よく聞かれる品種に、芸術的な花びらの付き方をする「大輪八重」が挙げられます。お菓子職人さんも思わず足をとめて見てしまうといいます。
コウオトメツバキ(紅乙女椿)は、八重咲きの中輪種です。椿の中でもピンクが強く可愛らしい印象で好まれています。花びらが重なり合っています。
生垣に利用する事が多く、目隠しや防風対策としても使われています。
他にも、ツバキ(椿)の品種は専門家でも見分けが付かないほど豊富にあります!!
散歩道で出会ったツバキ(椿)、これ何ていう品種?そんな時はツバキの花色・花形別を一覧で見ることができる「椿の画像索引」(ツバキの検索サービス)がおすすめです。
ホントに(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!図鑑なみの種類が紹介されています!
バラのような花姿のツバキ(椿)、乙女椿(オトメツバキ)
乙女椿(オトメツバキ)の花びらは円頭形で、花びらの重なりがバラのようです。洋風のお宅にも合います。
ツバキ(椿)の自然樹形
ツバキ(椿)は自然の樹形もよいのですが、放置すると大きく育ち過ぎますので剪定して成長を調整し樹形を整えていきます。
剪定を行って枝を間引きすることで風通しを良くし、害虫被害から椿を保護するためにも剪定を行います。
日本原産の花木・ツバキの魅力 奥ゆかしく控えめな花です。花の姿のまま...ポトリと散ります。
ツバキ(椿)の剪定は、花後が適期です
ツバキの剪定は花後
ツバキ(椿)は新しく伸びる枝に花芽をつけます。剪定に適した時期は、花が咲き終わった頃です。花が咲き終わる時期に合わせて剪定します。
基本的には、花芽が作られる6月~7月前後の剪定は花芽に影響してしまいますので、(地方によって多少異なりますが)、ツバキ(椿)の剪定は、花が終わった直後、4月~5月頃に行うようにします。
夏以降は不要枝やからみ枝、逆枝などを剪定する程度にしておきます。
(写真:ツバキ(椿)の枝っぷり)
花の終わった直後がツバキの剪定時期です。
内側に向かって伸びている枝、重なって混み合っている枝、徒長枝などを切り詰め(切り落とし)ます。
小ぶりに仕立てる場合や玉仕立てや生垣は、強めに切り詰めることもしますが、秋にも剪定をするつもりで、花後の剪定は主に伸びた枝を整えていきます。
害虫:ツバキやサザンカは「チャドクガ」の発生に注意します。春になると葉を食べて大きくなるチョドクガの幼虫が付きやすいです。カイガラムシなどの害虫にも注意が必要です。
病気:花が咲いている頃に雨が続くと、花びらに茶褐色の斑紋ができ、放置すると花が枯れていきます。これは「花腐菌核病」という病気です。花腐菌核病にかかった花びらが地面に落ちると病気が広がりますので早めに摘み取ります。
ツバキ(椿)がポツポツとしか咲かない・・・
ツバキ(椿)の花付きが悪くなった・・・という時は「根切り」をしてみるのもひとつの方法です。ツバキに虫が付いている・・・「チャドクガ」かもしれません、刺されると非常に痛いです。業者にお任せください。
その他 ツバキの花が枯れていく・・・、などお手入れでお困りの際はお気軽にご相談ください。 山崎造園では、植木や庭木のお手入れ、植え込みや生垣の剪定、竹垣制作・取り付け、庭木1本から承ります。
山崎造園では、エクステリア(外構工事)全般、レンガ工事、庭のタイル磨き・苔の除去作業、倒木や枯れ木の撤去、お引越しや庭のリフォームに伴う移植工事、ブロック塀の設置・コンクリート工事、アプローチの植栽から手入れまで(剪定・伐採・消毒・刈り込み)、空き家や長期不在時の庭のお手入れも行っております。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
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山崎造園では、寒肥・肥料(施肥)作業を行っております。株元に肥料を埋め込みます。同時に、庭木の剪定などのお庭の手入れも承ります。 植えられている場所の環境などお聞かせください。遠方で手入れができない庭、大がかりな庭園の施肥作業など、樹木や花の元肥・追肥・寒肥作業でお困りの際はお気軽にご相談ください。 |
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ツバキ(椿)の剪定 害虫予防
(写真:チャドクガの幼虫)
2017.02.27
ツバキ(椿)の剪定は、花が終わった直後、4月~5月頃に行うように~とされているのですが、5月に入るとチャドクガ(茶毒蛾)が発生することから、卵が孵化(ふか)する前を狙い、3月-4月に行うことが多いです。
チャドクガ(茶毒蛾)は、毒を持つ毛虫です。触れると毒毛によりカブれます。 幼虫も成虫も毛に毒を持っています。成虫は、ガ(蛾)になります。
6月・赤い実の果樹木・落葉樹 ジューンベリー(アメリカ采振木) |
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11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
9月・庭の手入れ 芝生・庭に生える キノコ(毒キノコ) |
7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
6月・梅雨~初夏の花 ヤマボウシ(山法師) |
5月・庭の手入れ・雑草対策 どくだみが大量に繁殖?! |
5月・春の花壇 ムスカリ(ムスカリー) |
4月・散房花序に咲く花・多年草と一年草イベリスの違い 宿根イベリス |
4月・剪定・枝の処理 サクラ(桜)の木 |
1月・早春を告げる花木 梅の木(花ウメ)・サクランボの花 |
3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・ロウバイ(蝋梅) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
8月・サルスベリの花を再び咲かせる『2度切り』 サルスベリ(百日紅)の剪定 |
12月・冬の花壇・ミニシクラメン ガーデンシクラメン |
7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
5月・花と実を楽しむ 姫りんご(姫林檎)の木 |
10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
2月・下向きに咲く花 スノードロップとスノーフレーク |
5月・和風も洋風にも映える花 カサバルピナス(傘葉ルピナス) |
1月・門松のご注文・配達・引き取り 迎春(門松・お正月飾り) |
4月・雑草対策にもなる植物 シバザクラ(芝桜) |
12月・冬の庭に咲く白い花 プリムラ・シネンシス(雪桜) |
2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
1月・氷柱ができる植物 氷の花・シモバシラ(霜柱) |
10月・秋の風物詩 ススキ(芒・薄)・オギ(荻) |
12月・官兵衛飛躍の地・宍粟市 メグスリノキ(目薬の木) |
9月・秋の花壇 地植えのコスモス・手入れ |
11月・銀青色を帯びた葉色・クリスマスツリーの木 銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ |
8月・ヒマワリの役目・緑肥植物 ひまわり畑はなぜ? |
10月・花のある暮らし 秋色あじさい |
7月・香りを楽しむ庭 ミントの栽培・お困り事 |
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