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小さな色が密に付く低木(ていぼく)のランタナがあるお庭・栽培・手入れ・剪定・育て方
初夏~初秋まで開花時間が長いランタナです。日当たりの良い場所でよく育ちます。夏の暑さや乾燥にも強く、丈夫で育てやすい常緑低木です。咲き進むにつれて花の色が変わっていきます。葉がアジサイと似ていますが、アジサイ(紫陽花)はユキノシタ科で、ランタナ(七変化)はクマツヅラ科です。地植えはもちろん鉢植えやコンテナでも育ちます。公園花壇にも植えられている植物です。
ランタナの別名は「七変化」
ランタナは別名“シチヘンゲ(七変化)”とも呼ばれています。同じ茎から微妙に違った色の花が咲きます。
蕾(つぼみ)が開いた直後は薄い色をしていますが、咲いて日が経つにつれて、黄色~オレンジ~赤へと変わったり、黄色~白~ピンクへと次第に変わっていきます。まさに「七変化」です。
ランタナ栽培・育て方・手入れ
ランタナは、一端根付いたら通常に降る雨で育ちます。毎年咲いてくれます。害虫・病気がつきにくく、強い花木です。
さし木で簡単にふやせます。(用土に挿して約一か月ほどで根が出てきます。)
ランタナの花姿
ランタナの花、一つひとつは小さく、数ミリ程度の小花です。
可愛らしい小さな花がいくつもひしめき合うように咲きます。
ランタナの開花
ランタナの花は、アジサイが咲く初夏の5月頃に咲き始め~11月(秋)頃まで次々に花を咲かせます。
ランタナの蕾(つぼみ)
花が開く前は、四角い星のような(リボンのような)カタチをしています。
ランタナの実
ランタナは秋に緑色の実が付きます。熟してくると黒っぽく変わります。
種は、黒いじゅくじゅくした実に包まれています。
ランタナの手入れ・剪定
ランタナは、生育が旺盛です。丈夫な花木です。次々とわき芽を増やし、横にも広がります。
ランタナは、一年中緑の葉を付けている常緑低木です。特別な手入れは必要ありませんが、春前に(冬の間に)伸びた枝を短く刈り込んでおくとよいです。
ランタナの肥料やり
地植え(庭植え)したランタナは、生育おう盛です。肥料やりをするともっと生育おう盛になり茂りすぎる傾向にあります。
ランタナの肥料やりは、春と秋の2回にわけ軽く施す程度で十分育ちます。
ランタナの成長
ランタナの背丈は、50cmから~腰高程度ですが、茎がぐんぐん成長し、やや垂れるようにしなります。
良い環境下では、背丈が1mを超えます。
ランタナが野生化・・・?!
ランタナは暖かい地方に分布してます。線路脇、土手になっている傾斜地、野原などで野生化している姿も珍しくありません。
ランタナが木質化(もくしつか)・・・?!
長期栽培しているランタナは、木質化(もくしつか)します。
長期栽培しているランタナは、木質化(もくしつか)します。 茎が茶色く変色し、木のように堅くなります。(※木化(もくか)ともいいます。)
木質化(もくしつか)した部分は、葉っぱが順次落ちていきます。冬に落葉して見苦しくなることもありますが、枝が伸びすぎたら短く切ります。
ランタナは冬に弱い・・・?!
ランタナは、暑さや乾燥に強いですが、寒さや湿気にはやや弱いです。
(ランタナの鉢植え栽培)
ランタナは、耐寒性が弱く暖地向きの植物です。
霜が降りる、雪が積もる寒い地方では屋内に取り込めるよう鉢植え栽培をおすすめします。
ランタナの枝が伸び放題に・・・?!
ランタナは、150cm~200cmに伸びることもあります。横にも広がります。
ランタナが伸びすぎた茎(枝)は適宜切っても影響ありません。
ランタナの株が大きく広がり過ぎたり、成長し過ぎた場合は、全体の枝を短く切り戻します。
思い切って短く剪定しても、またすぐ伸びてきます。
ランタナの花が落ちていく・・・?!
ランタナの花が終わると、一つひとつの小さな花がポロポロと地面に落ちていきます。
ランタナを植える場所
ランタナは次々咲いていきますが、花が終わると落下します。
ランタナは大株に育ちます。人通りがある通路に面しているところに(垣根のように)植えるのは避けた方がよいかもしれません。
(初夏~初秋まで次々に咲くランタナ)
小さい葉っぱのランタナ、花色が変わらない可愛い「コバノ ランタナ」
一般的なランタナは、花の色が変わっていく「ランタナ・カマラ」という品種ですが、花色が変わらないランタナは、コバノランタナ(小葉のランタナ)という品種です。
(花色が変わらないランタナ)
垂らして咲かせる、コバノランタナ(小葉のランタナ)
コバノランタナ(小葉のランタナ)は、5月から11月頃まで咲き続ける半つる性植物(半匍匐性)の半常緑低木です。
淡い紫色や白の単色が多く、葉が「ランタナ・カマラ」よりも小さく(小葉)=「小葉のランタナ」と呼ばれています。
コバノランタナ(小葉のランタナ)は、別名でセイヨウサンタンカ(西洋山丹花)といいます。
コバノランタナ(小葉のランタナ)は、庭が道路面より高い位置にあるお宅では、フェンスや壁などを覆うように塀に這わせて育てている方も多いです。
コバノランタナ(小葉のランタナ)は、普通のランタナよりも寒さに強く、匍匐(ほふく=垂れ下がって)咲きます。小さな花が咲き誇っている姿は見事です!
(写真: 壁面いっぱいに咲いているコバノランタナ(小葉のランタナ)
(花の色が変わっていく「ランタナ・カマラ」の植栽)
山崎造園では、お庭の手入れはもちろん、造園設計・施工、エクステリア・外構工事・造園土木・公共緑化工事、 剪定、移植、建物周辺の外構工事、公共施設の緑化工事、街路樹や道路、河川等における並木の整備も承っております。剪定作業でお困りの際はぜひご相談ください。
荒地や畑の改良、緑化景観づくり、遊休農地や森林を活用した植栽など、傾斜地の整備から刈込、薬剤散布など、季節に応じた植栽管理も行います。 雑草・草引き対策には 「防草シート」がお勧めです。
主要地域 :造園工事・庭リフォームも対応いたします!
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(生垣風のランタナ)
『 線路沿いで野生化しているランタナ 』
2017.06.01
線路沿いにランタナが咲いていました。こんな所に。。。こぼれ種から芽生えたのでしょうね~。 人が立ち入ることができないこともあってスクスクと野生化したようです。
ランタナは成長が早く、剪定に強い低木です。剪定せずに放置すると、どんどん広がっていきます。
ここの野生ランタナは、高架上に咲いていることもあって、ランタナを見上げるようになります。 木質化している茎や内部の枝を、下からじっくり見れました。
(ランタナの花壇)
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