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6月 梅雨に咲く花、ナツツバキの植栽・剪定・手入れ
夏椿(ナツツバキ)の魅力は、朝咲いて夕方に散る白い花と、何と言っても"まだら模様"の樹皮です。素朴な美しさがあります。庭に1本あるだけで和の風情を感じます。
平家物語でうたわれた植物、沙羅双樹(サラソウジュ)にたとえられ、別名、沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)とも呼ばれています。
夏椿(ナツツバキ)があるお庭
夏椿(ナツツバキ)は、落葉性の高木です。
大きくなる樹木ですが、成長を調整して「株立ち樹形」に仕立てることもできます。
夏椿(ナツツバキ)の花は、一日花(いちにちばな)といって、朝に花が咲き、夜には散ります。
ひっそりと終えていく奥ゆかしさが好まれ、近年家庭の庭にも好んで植えられています。
夏椿(ナツツバキ)の花姿
「沙羅の木」とも呼ばれる夏椿(ナツツバキ)の花です。
夏ツバキの開花
梅雨の時期、6~7月に白い花を咲かせます。
(写真:羽根のような縁、純白の白い花)
夏椿(ナツツバキ)は、ツバキ科 ナツツバキ属 です。
花姿が白のツバキに似ていることから、夏に咲く「ナツツバキ」と呼ばれています。
花芯部が黄色で花弁との対比が美しいです。混ざりけのない純白の白です。花の縁が、羽根のようなシュワッシュワッとしたギザギザ状になっています。
純白の白い花の中心に橙色の雄しべが逆に引き立っています。
朝咲いて夕方に散る一日花
かれんな姿
夏椿(ナツツバキ)の花は一日花です。約5cmほどの白い花を咲かせ、朝に咲いた花は夕方には花を落とします。
※一日花(いちにちばな)は、一つの花の寿命が一日しかない花のことです。
夏椿(ナツツバキ)は1日限りの花・・・。花の姿を保ったまま落ちます。翌朝、また別の花が開きます。そしてまたポトリと..散っていきます。
朝咲いて夕方に散ってしまう...その“はかなさ”に心を打たれます。
平家物語でうたわれた、沙羅双樹(サラソウジュ)・沙羅の木(シャラノキ)
夏椿(ナツツバキ)は、古くから寺院などの庭に「シャラノキ」と称して植えられてきました。
--(引用:みんなの趣味の園芸 NHK出版)
正式には・・・、シャラノキは夏椿(ナツツバキ)ではないのですが、日本では夏椿(ナツツバキ)のことを、沙羅の木(シャラノキ/サラノキ)として扱われています。
(写真:6月中旬~7月上旬に純白の花を咲かせるナツツバキ (沙羅の花) )
沙羅双樹(サラソウジュ)は、フタバガキ科サラノキ属の常緑高木です。
日本国内で植えられている沙羅双樹(サラソウジュ)は、シャラソウジュ、サラノキ、シャラノキともいわれていますが、そのほとんどは夏椿(ナツツバキ)です。
沙羅双樹(サラソウジュ)はインド原産です。
※平家物語に登場する 沙羅双樹(サラソウジュ)は、薄黄色の小さな花が咲く花木です。ジャスミンに似た香りがします。
--(引用:草津市立水生植物園のホームページ)
「沙羅双樹」に例えられた夏椿(ナツツバキ)のことを、沙羅の木(シャラノキ/サラノキ)と称します。
ホンマもんの「沙羅双樹(サラソウジュ)」の花を一度は見てみたい!という方は、是非!京都に足を運んでみてくださいね。o(へ▽へ*)oワクワク
沙羅双樹(サラソウジュ)の発芽に成功!
京都の山科植物資料館では、インドから種子を国際宅急便で直送してもらい、播種して発芽(2002年)。
--(引用:山科植物資料館のホームページ)
現地から取り寄せ、発芽から20年・・・、今はどんな成長になっているか見てみたいです!
o(へ▽へ*)oワクワク
名前の由来・シャラの木/沙羅双樹の英名は「Sal Tree」
インド原産の沙羅双樹(サラソウジュ)は湿気の多い日本では育ちません・・・。
多くの寺院では「沙羅」の別名を持つ夏椿(ナツツバキ)を植えていました。
ナツツバキの幹はつるつる
インドで「沙羅」は「sal(サル)」といい、夏椿(ナツツバキ)/沙羅の木は、猿も滑る「サルスベリ」のような滑らかな幹をしています。
ナツツバキの別名が、もし!?もしも「シャラスベリ」だったとしたら、名前の由来説がつながったかもしれませんね(笑)
※サルスベリ(猿滑)の幹
つるっとしたサルスベリ(百日紅)の樹皮はこちらで紹介しています。
ツバキは大きく分けて、椿、寒椿、サザンカ、夏椿 に分けられます。開花時期:冬の風物詩、ツバキ(椿)は12~4月に咲きます。 |
夏椿(ナツツバキ・シャラノキ)の樹皮
夏椿(ナツツバキ)は樹皮が薄く、生長するにつれて部分的に剥がれます。
観賞価値がある幹
樹皮は何層もあり、剥がれ落ちるのは上側だけです。剥がれたあとに現われる樹肌は滑らかです。
ヒメシャラの樹皮
茶褐色 灰白色 茶色などが混じった独特の斑模様(まだらもよう)に魅せられます。
和が映える庭木
ナツツバキは幹の美しさは花とともに観賞価値があります。シンボルツリーとしても利用されています。
夏椿(ナツツバキ・シャラノキ)は落葉高木です
夏椿(ナツツバキ)は、ツバキ科 ナツツバキ属 の落葉樹(らくようじゅ)です。
赤い花が咲くツバキは「常緑樹」ですが、夏椿(ナツツバキ)は、ツバキ科の中でも珍しく「落葉性(らくようせい)」です。冬は葉が落ちます。
樹木の高さ
大きいものになると約10メートルにも成長します。苗木を植える際は、この先10年を見越した広いスペースに植え付けるようにします。
自然樹形が美しい夏椿(ナツツバキ/シャラノキ)
自然樹形が魅力
夏椿(ナツツバキ)は、自然樹形に仕立てるのが基本です。
夏椿(ナツツバキ)は、野趣(やしゅ:素朴な感じの風合い)を生かした自然な姿に仕立てます。
落葉している冬の間、枝や幹、和を感じさせる斑模様(まだらもよう)と自然樹形を楽しみます。
夏椿(ナツツバキ/シャラノキ)の仕立て方
株立ち状に仕立てたナツツバキ | 多幹仕立てのナツツバキ |
「株立ち」は、主幹がなく、株元から多数の細い幹を伸ばしたブッシュ状です。庭木として人気の仕立て方です。 ある程度太く育った幹を根元からバッサリ切ることにより、新たに芽吹き、数本の幹に成長させている方法です。 |
ナツツバキは、「多幹仕立て」(「武者立ち」や「武者仕立て」ともいいます)に仕立てることもできます。 ある程度太く育った主幹を、低い位置で切断して、切り口から数本の幹を出して仕立てる方法です。 |
落葉期の夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)
葉が落ちたら剪定時期です。
剪定適期は基本的に冬の休眠期(落葉期)です。
夏椿(ナツツバキ)は枝を切りすぎると成長が止まったり弱ってしまう特性があります。
花芽は、その年に伸びた枝に付きます。
長く伸びた枝、重なった枝、枯れ枝を見極めます。
剪定
剪定するときは、枝の付け根からです。強く伸びた徒長枝や混みあった枝、重なった枝を間引くように軽く「枝抜き」をします。
萌芽力が弱いこともあり、「太い枝」は切らないようにします!太い枝を切ったときは切り口に必ず癒合剤を塗ります。
?誤った時期に剪定すると花芽を切ってしまい...花付きが悪くなります。?
剪定は最小限にします。
上部の枯れ枝、逆方向に伸びた枝、込みあった枝を切ります。
夏椿(ナツツバキ)は、上部に枯れ込みが多くなりがちです。
枝を切るときは、枝分かれしている部分の根元(付け根)から切るようにします。
(写真:放置していると不要枝が沢山発生します)
突起した不自然な枝は、枝のつけ根から間引き、重なった枝や枯れ枝を切り除く程度にします。
特に頂上に近い枝は伸びやすいので、上部の枝を取り除き、下枝にも十分に日が当たるようにします。
幹の途中から徒長枝(とちょうし)が出ることがあります。徒長枝は切り除きます。
枯れている枝も切り取ります。
樹形の乱れ
夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ) の剪定
夏椿(ナツツバキ)は、あまり手を加える品種ではありませんが・・・、自然樹形に仕立てるのと放置とは別です(;)。
放置していると、樹形を乱す枝が出てきます。
モサモサに混み合っていると害虫が発生する要因にもなります。
夏椿(ナツツバキ)に似ている花木、「ヒメシャラ」
シャラ(ナツツバキ)にそっくりな 『ヒメシャラ』 という種類が存在します。
(写真:ヒメシャラの花と葉)
シャラ(ナツツバキ)と比べて葉や花も小さい 『ヒメシャラ』 という名です。「姫(ヒメ)」というだけありシャラよりも繊細な印象があります。
夏椿に似た花「ヒメシャラ」は、夏椿(ナツツバキ)の小型種です。
シャラ ヒメシャラ 違い・見分け方
『シャラ』 (ナツツバキ)と 『ヒメシャラ』 両方とも同じ時期に白い花が咲きます。花はどちらも一日で散ります。一番の違いは、花の大きさ、樹形、幹の風合いです。
花の大きさ ナツツバキもヒメシャラも、花の縁に羽根のようなシワがありますが大きさが異なります。ナツツバキのほうが大きいです。
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枝・幹の色、樹皮の剥け方 ヒメシャラの樹皮は光沢のある赤みが強い赤褐色です。皮が薄く、なめらかな感じの剥け方で小さめの斑模様(まだらもよう)です。
ナツツバキ(シャラノキ)の樹皮は明るめの赤褐色です。皮が厚めで、パリッとした感じに剥がれ、大胆な斑模様(まだらもよう)になります。
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花の散り方 ナツツバキ(シャラ)の花も
ヒメシャラの花も「一日花」です。花の姿のまま散ります。 |
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葉の違い ヒメシャラ葉は、ナツツバキより小さめで細長く薄緑です。葉の裏に光沢があります。
ナツツバキ(シャラノキ)の葉は、大きめでやや卵型で、葉の縁がのこぎり歯です。表面に深いシワ(葉脈)がはっきりとしています。
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樹形 ヒメシャラの樹形は、上方へ伸びる細い枝が特長です。成長するとやや枝垂れしたような樹形になります。
ナツツバキ(シャラノキ)の樹形は、斜め上方へ枝が伸び、そのまま自然樹形を作ります。 |
遠くから見分ける時は、全体の樹形を見ると分かります。ヒメシャラは多くの枝先に小ぶりの葉と花がびっしり付いています。
梅雨の頃、雨の中で咲いている白い花、ナツツバキかな?ヒメシャラかな?一目で見分ける時は、やはり枝と葉を見ます (*´∀`*)v 夏椿(ナツツバキ)はツバキっぽい葉ですね!
夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)は、園芸的な品種改良はほとんどされていないため、販売されている殆どが野生種です。自然樹形が映える花木です。
シンボルツリー、ヒメシャラの根元に植える下草・低木
株立ちのヒメシャラの根元に何か植えたい、そんな時におすすめの下草です。
● 葉に模様がある「ギボウシ」 多年草(宿根草)、真夏の日差しにも強い、カラーリーフ、寄せ植え、グランドカバー |
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● 葉を楽しむ低木「オタフクナンテン」 多年草(宿根草)、真夏の日差しにも強い、カラーリーフ、寄せ植え、グランドカバー、冬花壇 |
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● 半日陰、日陰に強い「ツルニチニチソウ」 茎をのばして生長、多年草、グランドカバー、カラーリーフ、蔓日々草、春から夏にかけて青紫色の花を咲かせる |
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● 耐寒性がある「リュウノヒゲ」 花壇のフチ取り、グランドカバー、わい性タイプ、丈夫、深い緑、草丈も大きくならない、常緑の多年草、和風の庭 |
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● 春に花が咲く「オノエマンテマ」 カーペットカスミソウ、丈夫な多年草、カーペット状に横に広がる、春から初夏にかけて小花が咲く |
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● 地面を這うように生える「フユイチゴ」 赤い実と紅葉が楽しめる、つる性のグランドカバー、寄せ植え、カンイチゴ (寒苺) 、枝を伸ばして広がる |
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● 明るい葉色の「リシマキア」
地面を這うように葉をつける、グランドカバー、多年草、小低木、カラーリーフ、湿り気味の木陰を好む |
背丈のある落葉樹の株元に植物を植えると立体的な空間になります。落葉している冬の間グランドカバーを楽しめます。
株立ち仕立てのヒメシャラを植栽
夏椿(ナツツバキ)の小型種とされているヒメシャラも株立ち仕立てで育てることができます。寺院や庭園、一般のお庭にも植えられます。
(写真:株立ちのヒメシャラ)
和風・洋風を問わずに合うヒメシャラ
シャラ(ナツツバキ)もヒメシャラも、庭づくりに取り入れたい庭木です。
純和風のお庭でしたら「夏椿(ナツツバキ)」をおすすめです。洋風を取り入れられるお庭でしたら低い位置にも枝をつける「ヒメシャラ(姫沙羅)」の方が景観になじむかと思います。
(写真:株立ちに仕立てたヒメシャラ)
ヒメシャラは細い枝を伸ばすと少し枝垂れします。ふんわりとした株立ち樹形に仕立てることもできます。
ヒメシャラの剪定
太い幹の根元からひこばえが生えてくることがあります。「ひこばえ」は根元から新たに生える芽のことです。生やしたままにすると若い枝になり、主幹が弱る要因になります。
自然の趣・スリットフェンスと合わせた株立ちのヒメシャラ
ヒメシャラは樹高10~20mにもなる高木ですが、樹高3~5mの株立ちで育てることができます。
※株立ちは、地際から数本立ち上がった樹形です。
株立ちのヒメシャラをシンボルツリーにされているお庭も多くあります。涼しい半日陰の場所が好ましいです。
ヒメシャラ + スリットフェンス
玄関前の目隠しにヒメシャラを植える際は、木目調の柔らかい印象の「スリットフェンス」と合わせることが多いです。
葉が落ちている冬の間は、スリットフェンスの隙間から暖かい日差しが入ります。
四季の移り変わりを楽しむ、夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)・姫沙羅(ヒメシャラ)の紅葉
夏椿(ナツツバキ)もヒメシャラも、春夏秋冬を楽しめる花木です。
落葉樹
一般的な椿(ツバキ)は常緑樹です。年中葉があるのですが、同じツバキ科でも夏椿(ナツツバキ)やヒメシャラは冬の間葉を落とす落葉樹です。
(写真:ヒメシャラの紅葉)
夏椿(ナツツバキ)もヒメシャラも秋は紅葉します。ヒメシャラのほうが紅みが深く鮮やかです。
ヒメシャラの四季
春は新緑が美しく、6月~7月初夏に白い花を咲かせ、秋は紅葉し、冬は葉が落ち、自然美の幹や枝を観賞できます。
(写真:ヒメシャラの枝)
夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)、ヒメシャラがあるお庭
夏椿(ナツツバキ)が1本お庭にあるだけで花が咲く梅雨の時期が楽しみになります。
ナツツバキ・ヒメシャラに魅了
朝、夜明けに起き、花が開き出すその様子をじっくり眺める(*^▽^*)
葉が落ちている冬の間は、幹のまだら模様を観賞できるのも季節の楽しみ方です。
夏椿(ナツツバキ)の植え付け
植え付ける適期は、地域にもよりますが11月~3月中旬に行います。
植え付け後は、幹がぐらつかないように支柱を立て、根が張るのを待ちます。
地植えの夏椿(ナツツバキ)・肥料やり
地植えの夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)の管理は、肥料はほとんど必要ありません。
寒肥を与える程度です。花後に、お礼肥として油かすなどを少量施すのもよいです。
長年育つ中でやや生育が悪い場合は、休眠期に肥料を施施すと生育がよくなります。
夏椿(ナツツバキ)は、強い西日では葉焼けを起こしてしまう・・・。
夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)を育てる環境は、一日中日が当たらない場所は適していません。
だからといって、強い西日が当たりような場所で育てると、乾燥して枯れてしまうこともあるため注意してください。
(写真:葉が枯れていくナツツバキ)
乾燥すると枝先の葉がしおれたり、葉が反ったり、葉焼けを起こすこともあります。葉先から枯れたりします。
西日の当たらない半日陰で、乾燥しない場所が好ましいです。
気温は高い夏に雨不足は樹木も厳しい環境です。乾燥で枯れてしまう要因になります。
夏は朝・夕方に水やりをしてください。
夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)の手入れ、
病気と害虫被害
病害虫はほとんどありませんが、害虫の被害に遭うことがあります。
(写真:葉が食べられているナツツバキ)
幹に穴が空いていて周辺におがくずのようなものがたまっていたらカミキリムシの被害の可能性が高いです。被害に遭うと樹勢がおとろえて枯れてしまうこともあります。見つけ次第薬剤を用いて駆除します。
他には、「カイガラムシ」「アブラムシ」「ハダニ」の発生により、植物に排泄物が付着してしまうことがあります。排泄物はすす病の原因にもなるため、発生しないように気を付けます。
さび病、灰色かび病、葉枯病などいずれも葉に発生します。予防策としては、枝葉を剪定し風通しをよくしておきます。
剪定作業
剪定は樹形を整えるのはもちろんですが、枝が込み過ぎて風通しが悪いと虫が発生しやすくなったりするのを防いだり、生育のためにも行う作業です。
夏椿 シンボルツリー
お庭の改修、夏椿(ナツツバキ)は移植せずにそのまま生かします。
株立ち仕立て
夏椿(ナツツバキ)は大きくなる高木です。地植え(庭植え)するのが一般的ですが、 敷地的にも大きくしたくないという場合は「株立ち」の樹形に仕立てられます。
移植は不向きです
夏椿(ナツツバキ)は根張りが弱く(根が地上をたくって成長します)移植には適していません。
(写真:庭の改修工事、ナツツバキがあるお庭)
お庭のリフォーム・改修時は庭木1つひとつの性質も含めてよく検討した上て設計をします。
ナツツバキがあるお庭
【施工事例】和の風情が漂うお庭の改修工事です
もともとあったナツツバキをそのまま生かしました!
(写真:羽根のような縁・ナツツバキ(シャラノキ)の花)
山崎造園では、造園設計・施工、エクステリア・外構工事・造園土木・公共緑化工事、 戸建て住宅の緑化工事、料亭や茶室や庭園の園路、玄関周辺の階段工事、生垣の植栽・管理、庭木(植木)の.剪定・手入れ、肥料やり、害虫予防・消毒など、年間を通した植栽維持管理も行っております。
お庭のリフォームに伴う庭工事、庭の水まわり工事も一環して承ります。高所作業車・大型クレーンを用いた大木の剪定、等お気軽にご相談ください。周辺環境に配慮し丁寧に対応させていただきます。
沙羅双樹(サラソウジュ・シャラソウジュ)は日本の屋外で育てるのは困難ですが、和の風情たっぷりの花木「夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ・サラノキ)」の植え付け・剪定作業、古民家などの庭工事など、遠方から近畿方面のご実家(空き家)の庭手入れも承っております。小さなことからでも声掛けください。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
6-7月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
関西花の寺二十五霊場8番
「播州沙羅の寺」
妙見山 沙羅の寺 應聖寺(おうしょうじ)
應聖寺は「関西花の寺二十五霊場8番」に選ばれている花の寺です。
「播州沙羅の寺」とも呼ばれる「應聖寺(おうしょうじ)」には沙羅の木が、大小約200本、境内のあちらこちらに成育しています。
6月上旬以降、沙羅が白い花を咲かせます。
・ 場所 :兵庫県神崎郡福崎町高岡1912
(中国自動車道福崎IC北西へ約10分)
・ 詳しくは→沙羅の寺 應聖寺(おうしょうじ)のホームページ
「沙羅の寺」應聖寺(おうしょうじ)のナツツバキが咲きだしました。
2022.06.13
ナツツバキの開花時期です。福崎町の「沙羅の寺」應聖寺(おうしょうじ)に立ち寄ってみました!!
チラホラ咲いていました。多くはまだ蕾(つぼみ)でした。今年は、もう少し後のほうがよさそうです。
薄く剥げた「まだら模様」の樹皮は、1本1本異なる自然美です。ふたつとない独特の風合いです。
”ホーホケキョ”♪大きな声でさえずるウグイスさん達に誘われるように奥へ進むと、そこには傾斜面に広がるナツツバキ(沙羅の木/シャラノキ)の林がありました。
「株立ち」「一本立ち」「枝っぷり」、いろんな樹形を見ることができます。
階段下には「ヒメシャラ」の花が咲いていました。
1月・赤い実の果樹木・落葉樹 冬に紅葉する低木・オタフクナンテン |
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6月・赤い実の果樹木・落葉樹 ジューンベリー(アメリカ采振木) |
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11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
9月・庭の手入れ 芝生・庭に生える キノコ(毒キノコ) |
7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
6月・梅雨~初夏の花 ヤマボウシ(山法師) |
5月・庭の手入れ・雑草対策 どくだみが大量に繁殖?! |
5月・春の花壇 ムスカリ(ムスカリー) |
4月・散房花序に咲く花・多年草と一年草イベリスの違い 宿根イベリス |
4月・剪定・枝の処理 サクラ(桜)の木 |
1月・早春を告げる花木 梅の木(花ウメ)・サクランボの花 |
3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・蝋梅(ロウバイ) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
8月・サルスベリの花を再び咲かせる『2度切り』 サルスベリ(百日紅)の剪定 |
12月・冬の花壇・ミニシクラメン ガーデンシクラメン |
7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
5月・花と実を楽しむ 姫りんご(姫林檎)の木 |
10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
2月・下向きに咲く花 スノードロップとスノーフレーク |
5月・和風も洋風にも映える花 カサバルピナス(傘葉ルピナス) |
1月・門松のご注文・配達・引き取り 迎春(門松・お正月飾り) |
4月・雑草対策にもなる植物 シバザクラ(芝桜) |
12月・冬の庭に咲く白い花 プリムラ・シネンシス(雪桜) |
2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
1月・氷柱ができる植物 氷の花・シモバシラ(霜柱) |
10月・秋の風物詩 ススキ(芒・薄)・オギ(荻) |
12月・官兵衛飛躍の地・宍粟市 メグスリノキ(目薬の木) |
9月・秋の花壇 地植えのコスモス・手入れ |
11月・銀青色を帯びた葉色・クリスマスツリーの木 銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ |
8月・ヒマワリの役目・緑肥植物 ひまわり畑はなぜ? |
10月・花のある暮らし 秋色あじさい |
7月・香りを楽しむ庭 ミントの栽培・お困り事 |
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