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農地や畑にひまわりを植えるのはなぜ?
ヒマワリ♪ありがとう
わたしたちは夏になると「ひまわり畑」を観賞しにのどかな風景を求めて田舎に出かけ、地域の特産物も楽しんでいます。
畑や農地だったところが「ひまわり畑」になっている光景を目にしますが、そもそも観光のために植えられているものではありません。畑や農地では緑肥(りょくひ)として植物が植えられています。その一つが「ひまわり畑」です。それが夏の風物詩となっています。
ヒマワリの役目・緑肥(りょくひ)とは?
緑肥(りょくひ)は、植物そのものを肥料の一種として利用することです。
ひまわりは育つことが役目です。
土壌改良
「ひまわり畑」のひまわりは、緑肥(りょくひ)として活躍しています!
作物を栽培して収穫すると、土壌中の肥料成分が不足したり、窒素や微生物のバランスが悪化したり土壌の地力(ちりょく)が失われます。
これらを回復させるのが緑肥(りょくひ)の役割です。
緑肥作物は、肥料と土壌改良剤を合わせた働きをする植物が使われます。
緑肥(りょくひ)として使われている主な植物
レンゲ(マメ科) レンゲは、水稲用の緑肥(りょくひ)として使われています。 |
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大麦(イネ科) 大麦は、緑肥効果とリビングマルチ(生きた植物を土壌表面を覆うマルチ)として利用できる作物です。 |
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ひまわり(キク科) ひまわりは、土壌の菌根菌を増やします。深根性のため土壌の透水性改善効果もあります。 農地だったところに地中深く根が張る植物を栽培すると、普通の作物では根が届かない地中深くまで流れていった肥料を根が吸い上げ、地表近くまで戻してくれる効果が期待でき、後作する作物のリン酸吸収を促します。 |
他にも、黄色い花が咲く「クロタラリア(マメ科)」、紫色の花が咲く「ヘアリーベッチ(マメ科)」、赤い花が咲く「クリムゾンクローバー(マメ科)」なども農地の景観に貢献しています!
一面に広がる光景を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
花畑が農地に貢献!
クロタラリア | ヘアリーベッチ | クリムゾンクローバー |
ひまわりが育つ方向の違い
近年のひまわりを見て、向いている方向が違う?不思議に思ったことありませんか。上を向いているものと、前(横)を向いているひまわりがあります・・・、育つ向きが違うことに(?)お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか(*^▽^*)
(写真:(左)普通のひまわりは前を向いて育ちます。(右)上を向いて育つひまわり)
上を向いて咲くひまわりといえば、
「サンリッチ」(タキイ種苗)、「ビンセント」(サカタのタネ)がよく知られています。
花もちも良く、真上を向いているのでアレンジメントにも使いやすく、花粉も少なく、切り花にもよく使われています。
上を向いて咲くヒマワリを、まだ育てたことがないという方は、是非ご自宅でも栽培にチャレンジしてみてくださいね。(*^▽^*)
「サンリッチ」濃いオレンジ色の花びらをしたヒマワリです。
「ひまわり畑」で満開になったヒマワリのあと・・・花後は?
畑や農地に土壌改良の肥しになる植物を植え、次の作物に備えます。
緑肥(りょくひ)として栽培した植物によっては、草丈が高く刈り取る量も多く、専用の機械を使って作業します。
植物に種子ができてしまうと土壌内で分解しにくくなることから、緑肥作物の耕しは、植物の種類にもよりますが夏季は2~3か月、冬季は4~5か月生長させた後、イネ科の緑肥作物は出穂前に、マメ科の緑肥作物は開花前には刈り取って(肥料や堆肥などを加えながら耕し)「すき込み」を行うのが一般的です。
景観・観光向けに開放しているひまわり畑は、種子ができるギリギリまで耕すのを待ち、閉園後すき込み作業に入ります。
街中の風景 ひまわりロード
ヒマワリはキク科の1年草です。和名は「向日葵(ひまわり)」で、英名は「サンフラワー」といいます。太陽に由来して「日輪草(にちりんそう)」とも呼ばれています。
そんなヒマワリを街中でも、花壇一面に植栽することができます。
太陽に向く方向に植えると、歩いている人に、”こんにちは♪今日も元気ですか?”
”こんにちは♪今日も暑いね”。
花壇の植栽計画を立てる際は、ヒマワリがこっちを向いて咲くように図られているところもあります。
ミニひまわりの栽培
夏の花を代表する「ひまわり」です。子供の頃、育てた経験がある方も多いと思います。
ヒマワリは背が高くて大きい花というイメージがありますが、近年は園芸用のヒマワリも多く、「ミニひまわり」という矮性ひまわり(わいせい=大きくならない性質の品種)があります。
ミニひまわりは、種をまいて約50~60日位で開花する早生品種です。 草丈20~30cm程度にしか成長しない普通のひまわりをコンパクトにしたヒマワリです。(詳しくはこちら)
ヒマワリ(向日葵)の開花
一般的なヒマワリは「種まき」から50日~60日前後で開花します。早咲きから遅咲き種を混ぜて植えると順々に咲き、秋頃まで色んな品種を楽しむことができます。
背の高い中~大輪のヒマワリを後ろに植え、背丈が低いミニひまわりを手前に植えて、花壇に高低差をつけて育てると見応えがあります!
(写真:ひまわりロード)
ヒマワリ(向日葵)の手入れ
ひまわりは、難しい手入れもありません。初心者の方にもおすすめです。
日当たりの良い場所を好みます。日光がじゅうぶんに当たるような場所を選んで種まきをしてください。ひまわりの種まきの時期は4~6月くらいが最適とされています。春にまいた種が芽を出し夏に咲きます。
ひまわりは乾燥に強い植物ですので、水やりの目安は、土の表面が乾いたら水を与えるといった程度です。 夏場の水やりも朝と夕方で十分です。 ただ、乾燥させすぎてしまうと、一気に元気がなくなってしまいます。葉がしおれたようになります。枯れてしまう前に水やりを行います!たっぷり水を与えると再び元気になってくれます。
「父の日」に贈る花・ヒマワリ(向日葵)
日本では、父の日のイメージカラーは「黄色」とブルーのリボンです。父の日に贈る定番の花は「黄色いバラ」や「黄色いひまわり」です。
黄色のバラは「献身」といった花言葉をもっています。 ひまわりは「憧れ」「尊敬」といった花言葉をもっています。
ヒマワリを 見ていると「笑顔になる」「元気をもらえる」そんな強い生命力を持っているひまわりだからこそ、お仕事を頑張るお父さんに感謝を伝えるのにピッタリのお花として父の日に贈る花の定番にもなっています。
山崎造園では、地域の緑化まちづくりの取り組みも行っております。事業者との協働による景観づくりの緑化工事や、空地の土地活用、造園土木工事、宅地造成、外構(エクステリア)工事、駐車場の設置・補修工事などもお気軽にご相談ください。
公共の施設や公園などの造園・ メンテナンス及びリフォーム工事、 商業施設の樹木管理、マンション・新築物件のお庭づくりなど、 樹木一本の剪定から承っております。
主要地域 :造園工事、お庭のリフォームも対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
「ひまわり畑」を見に行こう!
夏、田舎道沿いを車で走っていると全景 一面のひまわり畑を目にします。
兵庫県のひまわり畑といえば 「佐用町南光ひまわり園」、「南光地区ひまわり畑」、「但東町ひまわり畑」などがおすすめです。
満開の時期には多くの観光客が訪れています。
7月-8月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、
四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市に隣接する佐用町のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
佐用町・南光ひまわり畑
(なんこう ひまわりばたけ)
今年で栽培25年目を迎える佐用町の南光6地区(漆野(段)、宝蔵寺、東徳久、林崎、西下野、漆野(本村))のひまわりが、8月上旬頃まで見頃を迎えていきます。
各地区を通して「ひまわり祭り」も行われています。
中でも「林崎地区のひまわり畑」は栽培面積6.9ha・約35万本!見事なひまわりのじゅうたんが見られます。
・ 場所 : 兵庫県佐用町林崎839付近(参考:南光スポーツ公園)
地区の農家の方が丹精こめて育てています。
・ 開花時期 :7月上旬~8月上旬
・ 詳しくは→佐用の「南光ひまわり畑」
(佐用郡佐用町のホームページ)
兵庫県作用町のひまわり畑
6月・赤い実の果樹木・落葉樹 ジューンベリー(アメリカ采振木) |
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11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
9月・庭の手入れ 芝生・庭に生える キノコ(毒キノコ) |
7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
6月・梅雨~初夏の花 ヤマボウシ(山法師) |
5月・庭の手入れ・雑草対策 どくだみが大量に繁殖?! |
5月・春の花壇 ムスカリ(ムスカリー) |
4月・散房花序に咲く花・多年草と一年草イベリスの違い 宿根イベリス |
4月・剪定・枝の処理 サクラ(桜)の木 |
1月・早春を告げる花木 梅の木(花ウメ)・サクランボの花 |
3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・ロウバイ(蝋梅) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
8月・サルスベリの花を再び咲かせる『2度切り』 サルスベリ(百日紅)の剪定 |
12月・冬の花壇・ミニシクラメン ガーデンシクラメン |
7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
5月・花と実を楽しむ 姫りんご(姫林檎)の木 |
10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
2月・下向きに咲く花 スノードロップとスノーフレーク |
5月・和風も洋風にも映える花 カサバルピナス(傘葉ルピナス) |
1月・門松のご注文・配達・引き取り 迎春(門松・お正月飾り) |
4月・雑草対策にもなる植物 シバザクラ(芝桜) |
12月・冬の庭に咲く白い花 プリムラ・シネンシス(雪桜) |
2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
1月・氷柱ができる植物 氷の花・シモバシラ(霜柱) |
10月・秋の風物詩 ススキ(芒・薄)・オギ(荻) |
12月・官兵衛飛躍の地・宍粟市 メグスリノキ(目薬の木) |
9月・秋の花壇 地植えのコスモス・手入れ |
11月・銀青色を帯びた葉色・クリスマスツリーの木 銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ |
8月・ヒマワリの役目・緑肥植物 ひまわり畑はなぜ? |
10月・花のある暮らし 秋色あじさい |
7月・香りを楽しむ庭 ミントの栽培・お困り事 |
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