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冬の剪定「松」 冬の揉み上げ剪定と透かし剪定
いよいよ年の瀬です!
松のもみあげや剪定方法についてのお問い合わせが多い季節です。
山崎造園は手一杯でお仕事させていただいています。
(o゚∀゚o)ノ
先日お世話になっているお宅でマツ(松)の揉み上げ(もみあげ)剪定を行いました。
庭師としては冬の時期にかじかむ手で剪定をするのはこの上なく冷たい!しかし美しい樹形になるための作業で、手入れのし甲斐も大きいです。
マツは大きく分けて、葉が二葉のクロマツ(黒松)・アカマツ(赤松)、葉が五葉のゴヨウマツ(五葉松)があります。
幹が細めで樹皮が赤っぽいのはアカマツ(赤松)で、樹皮が灰黒色で亀甲状に割れるのはクロマツ(黒松)です。
クロマツ(黒松)の剪定、仕立て直し、松の手入れ
クロマツは、少なくとも年2回の剪定を行い樹形をます。
春の剪定
4月から6月初旬にかけては、みどり(新芽)が数本立ち上がってくるのを摘む「ミドリ摘み」を行います。樹形を維持するために行う大切な作業です。
冬の剪定
11月初旬~2月中旬にかけては、古い葉をしごき取る 「揉み上げ」の季節です。
古い葉を取ることで、下の枝に日を差し込みやすくするために行う大事な作業です。
では作業開始。まずは、枝の様子を見て、込み過ぎた枝や枯れ枝を間引きして形を整えます。実際にマツを下から覗いたら枝が込み合っているのが分かります。
冬の剪定 『松』
(もみあげ剪定・透かし剪定)
マツは日差しを好みます。「葉」は、数年すると枯れて自然に落ちますが、「枝」は、古い葉が多いと下の枝に陽が当たりにくくなり、地面に近い方から枯れていきます。
11月初旬~2月中旬までに行う「揉み上げ」と透かし剪定は、枝を枯らさないためにも日が当たるように葉をしごいていきます。
形が整ったら、1本1本の枝についている葉を「揉む」ように落としす(しごき取る作業を「もみあげ」といいます)を行っていきます。必要に応じて切り戻し剪定と透かし剪定をして日が差し込むようにします。
手作業ですので、高さや状態によって3~5日かかることもあります。
また、古い葉をしごき取ることで、マツケムシが葉の間で越冬できなくなり、害虫予防にもなります。
※マツケムシは、マツの葉を食べ荒らす害虫(マツカレハの幼虫で大型の毛虫)です。成虫になると「マツカレハ」になります。
松の仕立もの 維持管理
松は年間で「みどり摘み」と「もみあげ」、切り戻しと
透かし
剪定を繰り返していき、美しい樹形を保って
います。
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松の手入れ・春の剪定「ミドリ摘み」 |
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冬の剪定「もみあげ」と「透かし剪定」 |
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松の「コモ巻き」 |
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松くい虫被害、伐採した赤松 |
松くい虫の被害にあった松の伐採 や、季節に応じた手入れ「年間維持管理」についてもお気軽にご相談ください。
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