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銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ ホプシー(コロラドトウヒ ホプシー)・グロボーサの植樹・植え付け・剪定・手入れ
(写真:コロラドトウヒ ホプシー(Picea pungens Hoopsii )、クリスマスの装飾)
青色を帯びた葉色が特徴のプンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、マツ科トウヒ属の常緑針葉種です。寒冷地の別荘地や洋館の庭木として植栽され、欧米では公園樹としても植えられています。
銀青(ぎんせい)の葉が美しいプンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は常緑針葉樹です。
(写真:ピセア プンゲンス グラウカ (グラウカ トウヒ) )
銀青緑色の葉色
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の葉は、銀青色(silvery blue)と表現され、その幻想的(げんそうてき)な色は、言葉で表現するのも難しいのですが、青みがかった灰色で、緑が混じった「銀青緑色」です。
一年を通してシルバーブルーの葉色が楽しめます。
セピアというよりアンティークな雰囲気があります。とくに洋風のお庭に映えます。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の呼び方
プンゲンストウヒは、コロラドトウヒとも呼ばれます。
種類が豊富にあり、クリスマスツリーのように三角の樹形になる高木(こうぼく)はポプシーです。欧米では公園樹としても使われています。
低木の
原産地の呼び方・コロラドトウヒ(Picea pungens)の名前

プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の原産地は北アメリカ西南部です。
アメリカのコロラド州に分布し、“コロラド州”と“トウヒ属”を合わせて 「コロラド トウヒ」という名が付いています。
葉の特徴の呼び方・プンゲンストウヒ(Picea pungens)の名前
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、コニファーの一種です。
プンゲンス トウヒの「プンゲンス(pungens)」は、葉に特徴があり、「鋭くとがった」という意味です。
近年の傾向としては、流通上、名前に「ピセア」と付いたものが銀青色が強い品種のようです。また、プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は 「アメリカハリモミ」とも呼ばれます。
クリスマスツリ-に使われる樹木
日本でクリスマスツリーに使われる樹木は、モミの木の「ウラジロモミ」と
「ヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)」がよく使われます。
もみの木とドイツトウヒとコロラドトウヒの違い・見分け方
■モミの木 (ウラジロモミ) |
■ヨーロッパトウヒ (ドイツトウヒ) |
■コロラドトウヒ (プンゲンストウヒ) |
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マツ科モミ属 | マツ科トウヒ属 | マツ科トウヒ属 | ||
日本のクリスマスツリーに使われる定番です。 | 日本のクリスマスツリーには定番であるが若木が使用される。 | 欧米では庭木として用いられている。 | ||
原産地: 日本原産の常緑針葉樹(本州~四国の暖地でも育つ) |
原産地: ヨーロッパ原産の常緑針葉・高木 |
原産地: 北アメリカ西南部が原産の常緑針葉樹・高木(低湿地を好む) |
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葉っぱと球果: 葉は細く光沢がある濃緑色。葉の裏が白いのがウラジロモミ(裏白樅)。葉の裏でモミとの違いが分かる。球果が上向きに付く。 |
葉っぱと球果: 葉は硬く、葉先が尖っている。若木はモミの木とほとんど見分けがつかない。老木になると葉が下に垂れる。球果は下に垂れて付く。 |
葉っぱと球果: 葉は硬く、青色を帯びた銀青緑色の葉色。ピセアと名が付くコロラド(プンゲンストウヒ)は特にシルバーブルーの色が強い。球果は長楕円球形で下に垂れて付く。 |
観賞価値の高い樹木・プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の品種
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、銀青緑色の葉色をした常緑針葉樹です。観賞価値の高い園芸品種も数多くあります。

葉色の違いや枝葉が密なもの、生育速度が遅いもの、大きくならない矮性(わいせい)、地面を這うように成長する匍匐(ほふく)性など、90種類以上の品種があります。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の中でも、ホプシーはタテに大きくなる高木です。
グロボーサは横に大きくなる低木です。
コニファー好きには憧れの樹木
幻想的(げんそうてき)な葉色が魅力・コニファーの最高峰ポプシー
『Picea pungens Hoopsii 』
プンゲンストウヒ ホプシー/コロラドトウヒ ホプシー
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の中でもホプシー('Hoopsii')は、コニファー好きには憧れのシンボルツリーです。d(*^v^*)b
銀青緑色の葉色(シルバーブルーに緑が混じった葉色です)
抜群の存在感です!お値段も高価な樹木です。
ホプシーの樹形
樹形は円錐形で、枝先がやや上向きに伸びます。
まつぼっくりのような球果(きゅうか)が細長く垂れ下がって付きます。
背丈・樹高
ホプシーは地植えすると大きくなります。2m~10m(メートル)以上にもなる大木です。大きく育つ場所の確保が必要です。
(※狭い場所では鉢植えのほうが管理がしやすいです。)
植栽する地域
ホプシーは比較的寒い地方で育つ樹木です。日本では関東から北、北海道や東北地方の雪国の庭園でも見られます。
サンゴの様な樹形!低木ながらも迫力があるグロボーサ
『Pungens Globosa』
プンゲンス グロボーサ 別名: コロラドトウヒ・グロボーサ
ピセア プンゲンス グロボーサ (グラウカ グロボーサ)
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は品種が多く、中でもグロボーサは低木です。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の葉
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の葉は、モコモコとしていて、コップ洗いのブラシのような形をしていてます。硬く尖って(とがって)います。
(写真:我が家のプンゲンス・グロボーサです。山崎造園)
グロボーサの樹形
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)のグロボーサは、樹高が1mほどにしかならない矮性(わいせい)品種です。
生育が遅く、横に広がる性質があります。
育つとサンゴの様な樹形になります。
グロボーサは、低木ながらも迫力があります!!
ポプシーは暑さに弱いですが、グロボーサは比較的暑さにも絶えられます。
地植え(庭植え)のプンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、低湿地を好みます。
植樹(植え付け)
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は暑さに弱い性質があり、関東以下の暖地では直射日光(西日)を避けます。
植え付け(移植)は、2月~4月中旬頃に行います。
肥料
地植え(庭植え)する際、植え穴を深めに耕します。
土には堆肥または腐葉土を多めに混ぜて植え付けます。
土壌改良
水はけがよい有機物の多い土でよく生育します。
水はけがあまりよくない場所では盛り土をして高植えにします。
成長
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の生育は遅く、1年で10cm~程度しか延びません。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は時間をかけてお世話が必要な樹木です。
※近年は品種改良が進み、成長が早めの品種もありますが、銀青色が強い品種は、やはり成長が遅めです。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の増やし方
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、「タネまき」と「つぎ木」で増やせます。
タネまき
種(タネ)は、9月から10月ごろに熟した球果からタネを採取できます。
つぎ木
は、2月から3月にふやしたい株から穂木を採取して台木につぎます。
つぎ木後すぐに「つぎ木テープ」などで巻き、乾燥しないように密着させます。
葉の色が混色するプンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の種類や品種により葉色の違いがあります。
モコモコした葉っぱの色は銀青緑色で、新芽は青白い葉が出てきます。
日が当たらない内側の葉は緑が濃くなります。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の剪定・手入れ
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は自然に樹形が整いますので、頻繁な剪定は必要としませんが、「ポプシー」は垂れる性質があり、樹形の乱れを整える程度に剪定していきます。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の剪定適期は、1~2月頃です。
成長が見込めない枝は切り、葉っぱがなくなった枝も取り除きます。
コロラドトウヒは成長が遅く、バッサバッサという剪定はしません。内側に風を通す程度の剪定にとどめます。
強く伸びている枝はその部分だけ(分岐部分)を付け根から切り取ります。
枝が密になり過ぎたら間引くように剪定しますが、内部がスカスカになるまで切らないように注意します。
コロラドトウヒ ホプシーは、10mにもなる高木です。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)のホプシーは、屋根を越すほど大きくなります。
高さを調整
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の樹高を低くしたい時は「のこぎり」などを使って上を切り、全体の樹形を調整します。
成長が遅い樹木ですので慎重に切る位置を定め、円錐(えんすい)形になるよう全体の枝を整えて仕立て直しをしていきます。
低木のグロボーサは矮性(わいせい)で横に広がる性質です。
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2014.06.21
プンゲンスは、春すぎから~初夏にかけて、葉のシルバーブルーが特に美しい色合いになります。 |
この種類はなかなか大きくなりませんし、成長が遅いプンゲンスがここまで大きくなるには何年もの時間を要します。
庭に目を引く樹木が欲しいときは是非『プンゲンス・グロボーサ』も良いですよ。本当に見事です!
![]() ≫ 山崎造園のブログ 「プンゲンス・グロポーザ」の記事でも紹介しています。 |
山崎造園では、お庭の設計、建物周辺の庭工事、外構・エクステリア工事、枕木があるお庭・枕木通路、アプローチや生垣の設置・解体工事、庭リフォーム・庭の増改築、高所作業の剪定・移植(植木のお引越し)も行っております。兵庫県周辺の別荘の庭園管理、芝生の手入れも承ります。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の移植・管理・育てる環境・地域
移植
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)を移植(植え付け)した際、これまでと違う環境に適合していくには数年かかります。
1~2年は下葉が茶色く枯れていくこともあります。
土や環境が合わない、水切れをおこすと、大きくなる前に枯れてしまうことも少なくありません・・・。
環境・地域
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)は、寒冷地の木です。寒さに強いです。
高温多湿になると病害が発生しやすくなります。成長が遅いからといって放置していいわけではなく、剪定することで病害の予防になります。
暖地での栽培は難しいです。
(我が家の「グロボーサ」は兵庫県宍粟市で)、やや適湿を保つように毎日の水やりと夏は日よけをして育てています。
プンゲンストウヒ(コロラドトウヒ)の年間管理、植栽、剪定についてもお気軽にご相談ください。伐採・移植工事(植木のお引越し)工事も承ります。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他 ,
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市 )
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