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秋植え球根のムスカリ(ムスカリー)・特徴・育て方・手入れ
ムスカリは、キジカクシ科 ムスカリ属の球根植物です。
開花は3月下旬~5月、1本の花茎に沢山の小花が釣鐘(つりがね)状に付きます。
可愛いムスカリの花
つぼ形をした花一つひとつは小さく、斜め下(下向き)に咲きます。
ムスカリの品種
ムスカリの園芸品種は50~60種類あります。花の色は、やや紫みを帯びた濃い青紫や群青色(ぐんじょういろ)をしたものから、明るい青色のコバルトブルー系、薄い水色系、白や部分的に黄色いムスカリなどいろんな青色をあります。
(スカイブルーの花が咲くムスカリ)
ムスカリの品種には、花の形状も様々です。
八重咲きの「ブルースパイク」や、芳香性を持つ「カンタブ」、 先端に鳥の羽のような形をした羽毛(うもう)状の花を咲かせる品種もあります。
公園や花壇に植えられている多くは「ムスカリ・アルメニアカム」という品種です。ムスカリの中でもポピュラー的な存在です。
近年、小型品種の「ムスカリ・ボトリオイデス」もよく見かけるようになりました。
ムスカリの花後・花がら摘み
ムスカリは花後、花茎を付け根から切り取ります。
花が終わる頃に花を摘むと、球根がよく育ちます。
花後の葉っぱ、球根を太らせる為にそのまま残しておきます。
(写真: 花が終わる頃、葉はまだ青々と茂っています。)
葉は日を浴びて球根に栄養を蓄え(たくえ)ていきます。
秋植え球根のムスカリ
球根植物は通常、花が終わると球根を掘り出して、秋まで保管するのですが、花後のムスカリは、球根がまだ小さく・・・、掘り出す程の大きさにはなっていません。
(ムスカリの栽培)
ムスカリの花後は、そのままにして球根を育てます。
ムスカリの花が終わった後、葉がだら~とした姿になり、とても見栄えが悪く、いっそのこと切ってしまいたいところですが、球根を育てるためにぐっと我慢して放置します。
(写真: ムスカリの花後の葉は、徐々に黄色く変色して干からびていきます。)
花後は、花がら摘みをしますが、葉っぱはそのままです。葉を切ってしまうと球根が弱り、翌年の花に影響します。葉をそのままにしておくことで、土の中では球根が太り(大きくなり)、新たな球根(子球根)が沢山できます。
(ムスカリの花後の葉)
伸びすぎて困った(;′△`)ムスカリの葉っぱ
ムスカリの葉っぱが、だらーっと・・・。「伸びすぎ!?」て困った、というお話しをよくお聞きします。
ムスカリの葉は、もともと長く伸びる性質があります。
伸びた葉が垂れ下がるのは仕方がないとしても、あまりにもだらしなく・・・。
(葉が長くなったムスカリの花壇)
ダラダラと伸びる葉をなんとかしたい際は、あえてその性質を活かして、ハンギングにしたり、斜面に植え付けるなど、垂れる葉を楽しむ工夫もできます。
(斜面に植え付けているムスカリ)
ムスカリの細く長~く伸びた葉がぎっしり!
ムスカリは、球根を掘り上げないまま)夏を向かえると、干されて茶色くなった葉がとても見苦しくなります。
地植え(庭植え)のムスカリを植えっぱなしにしていると、葉がワッサワッサに伸びます。
ムスカリを植えつける時期がポイントです。
球根の掘り上げ
ムスカリは分球しながら「子球」を増やしていきます。親球根の周りに小さな子球根がたくさん付きます。
葉が枯れた6月頃に球根を掘り上げます。
掘り上げた球根は風通しの良い場所で陰干しをしておき、秋に植え付けます。
(ムスカリの球根)
ムスカリの葉っぱを短く育てる方法
植える時期が早いと、葉が伸びる期間が長くなります。
ムスカリの植え付け時期
通常ムスカリの植え付け適期は、秋(9月~11月頃)とされていますが、コンパクトに育てる場合は、球根の植え付けを、初冬(12月に入って~12月中旬頃)に行うと、花が咲く時期は変わらないですが、葉が短いうちに花を咲かせることができます。
ムスカリの葉が長~くならずに葉を遅く伸ばす方法です。
寄せ植え花壇
ムスカリは背丈が小柄で寄せ植えに重宝する花です。鉢植えやプランターでも育てることができます。
チューリップやスイセンなど背が高い植物と組み合わせた花壇もよくお見かけます。
(ムスカリを寄せ植えにする際は、葉が伸びすぎて他の植物を覆わないように、植える時期を遅めにします。葉が主張せずに寄せ植えを楽しめます。)
景観形成、花の名所づくり 「ムスカリの植栽」
ムスカリは、草丈も低く控え目な植物です。グラウンドカバーのように育てることができます。
ムスカリが群植して敷き詰めて咲いている姿は、まるで青いカーペットのようで見事です。
一面に咲き誇り、その景観に圧巻です。
山崎造園では、建物周辺のエクステリア(外構)工事から花壇の設計・施工、庭工事全般承っております。
庭木の手入れ・剪定、季節の花の植え替え作業、公園や街路樹の植栽工事、アプローチやインターロッキング工事、塀やブロック積工事、公共・福祉施設の庭工事、マンション・工場敷地内・病院やスーパーの緑地維持管理も行っております。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
ムスカリが増殖?!葉で覆われたムスカリ
ムスカリはとても可愛い花ですがこぼれ種や球根の分球で増え続けます。
繁殖するムスカリ
ムスカリはとても可愛い花ですが、こぼれ種や球根の分球で増え続けます。
ムスカリがあちこちに咲いて困っている、繁殖して手に負えない、何年も植えっぱなしのムスカリを掘り上げるにも範囲が広すぎて、植え替えしたい、花壇を広くしたい、等々お庭のことでお困りの際はぜひお声掛けください。お庭のリフォーム工事も一貫して承っております。
『 球根を掘りあげたあとの「ムスカリ」 』
2017.04.13
お伺いした先様宅のお庭で鮮やかな青紫色の可愛い「ムスカリ」と出会いました。聞くところによると、放置で育てていたムスカリの葉が花壇を覆うようになってしまい、伸び過ぎて困る葉を一新するために去年球根を掘り上げたそうです。
土の中から出てきた球根の数は100個を超え、その姿は玉ねぎというよりも、じゃがいものようにコロコロした小さな球根(親球のまわりにできる子球)がどっさり!!
(その様子は是非見たかったです(゚^Д^゚)゚。笑)
4月~5月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、 四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。 宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。

ハチ北高原のムスカリ畑
ハチ北高原では、春を待ちわびたザゼンソウ、ミズバショウ、ムスカリがいっせいに顔をのぞかせます。大沼近くの白樺の周りには、5月中旬にラベンダー畑のようなムスカリの群生が広がります。
5月上旬頃から2週間、約2000平方メートルに広がるムスカリの群生はラベンダー畑のようです。
・ 場所 : 兵庫県美方郡香美町村岡区大笹
(姫路加古川方面からは、播但道を経由して国道9号線を通って「ハチ北高原」へ)
・ ムスカリの開花時期 : 5月~
・ 詳しくは→ハチ北高原(高原を彩る花々)のご案内
・ハチ北高原パノラマウォークコースでも大沼湿原のムスカリ畑が紹介されています。[PDF]
(美方郡香美町のホームページ)
(ムスカリの花壇)
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