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10月 イチョウの樹形・銀杏の木・珍しいイチョウの葉
イチョウ(銀杏)は、保育園や学校、神社や寺院、公園や街路樹にも多く使われています。
イチョウ並木
公共の植栽にイチョウ(銀杏)が選ばれる理由としては「景観の美しさ」というのもありますが、維持管理面では排気ガスなどの公害にも強く、“バッサバッサ”と切ってしまう「強剪定」が容易な木である~ということがよく挙げられています。
火災に強い木
イチョウ(銀杏)は「火事の時に水を吹く」というくらい火に強い性質があります。
寺や神社では、延焼を防ぐ「防火樹」として古く江戸時代の頃からイチョウ(銀杏)が植えられていたそうです。
イチョウ(銀杏)は、樹芯(じゅしん)という樹木の最上部が強く、少々のことなら焼けても枯れずに、また芽を出してきます。
今でも樹齢何百年というイチョウが神木として大切に育てられている箇所が全国に点在しています。
またその生命力の強さからもイチョウ(銀杏)の花言葉は「長寿」です。
イチョウ(銀杏)の夏
イチョウの木は、春には緑色の葉を茂らせ、夏は茂った葉で涼しい木陰を作ってくれます。夏は緑色の葉をしています。
そして初冬の空気になった頃、黄金色に紅葉します。
イチョウ(銀杏)の紅葉
イチョウ(銀杏)は、上から徐々に紅葉していきます。
葉は、周囲から黄色くなります。
(写真:円錐形に仕立てた自然樹形のイチョウ)
秋も深まる11月にもなると写真に撮りたくなるほどみごとな光景が広がっていきます。
イチョウの紅葉
イチョウの実・銀杏(ぎんなん)
イチョウは漢字で『銀杏』と書きます。
イチョウの木を「ぎんなん」と呼ぶ人も多いです。
イチョウは、雄(オス)と雌(メス)が存在する木です。
初秋、イチョウの葉がまだ緑色の頃、ぎんなん(実)がつき、秋が深まる11月下旬頃になると朝晩の温度差で一気に紅葉が進みます。
イチョウの実「ぎんなん」が落ちだすのは、葉がまだ黄金色に色付く前、9月下旬から11月上旬ごろです。
(※ぎんなん(実)が成るのは雌(メス)の木です。)
実が付かない街路樹のイチョウ
イチョウの実『ぎんなん』は、9月頃から11月上旬ころに熟れて落ちます。
銀杏(ぎんなん)は独特の臭いもあり、歩行者等の通行の妨げになる-などで地域によっては、あえて実(み)が付かない「雄(オス)のイチョウ」を街路樹に植えているところもあります。
昔にくらべると「ぎんなん」が落ちているのを見る機会も少なくなりました。
学校・教育、大学のキャンパスに多い イチョウの木
宮沢賢治作の童話 「いちょうの実」 のお話しでは、
イチョウ(お母さん木)が旅立つ子供たち(実)に、別れを悲しみ黄金の葉を散らし…。
旅立つ“いちょうの実”は、未来を夢見る--。
そんな我が子たちの成長が擬似的に描かれています。
保育園・幼稚園、学校・大学などの「記念樹」に“イチョウ”が植えられることも多いです。
シンボルツリーとして子供たちの成長を見守っています。
地域景観、公園のイチョウ
イチョウは、寿命が長く、樹高が10mから30mにもなる大木(たいぼく)です。
街路樹や公園、神社・寺、学校や大学のキャンパス内、スポーツ広場、公共施設の敷地内、日本庭園、緑化公園などのシンボルツリーにもなっています。
イチョウ(銀杏)の植栽・剪定
イチョウの木を植栽する場所は、大きく育てられ高さがとれる敷地に適しています。
街路樹のイチョウは、ブツ切りにさている姿をよくみかけるのですが、イチョウは「公害に強く強剪定に耐える」という性質から「刈り込み」と呼ばれる剪定がとられます。
自然樹形に仕立てるには、込み過ぎた枝や不要な枝を切り取り、十分な日照を確保し「透かし剪定」で円錐形に仕立てるのが理想です。
庭園や旅館・料亭の坪庭など、限られた空間でイチョウを育てる際は、あらかじめ成長する高さ広がりを決めておき、これ以上大きくなったら困る-という位置で枝を切り、成長を調整していきます。
それでもイチョウは育ってしまいますので、成長過程をみながら自然形に「武者立ち」で育てることもできます。
イチョウの成長にお困りの際はご相談ください。
(※幹が1本ではなく数本以上になると造園上では「武者立ち」といいます)
マンションや団地、工場敷地内にあるイチョウが育ち過ぎていませんか?枝の剪定作業、育ち過ぎた大木、電線まで伸びてしまった枝など、 高台の作業もクレーン付きトラック(高所作業車)を使用して安全に伐採いたします。
山崎造園では、造園設計・施工、エクステリア・外構工事・造園土木・公共緑化工事はもちろん、
戸建て住宅の緑化工事、料亭や茶室や庭園の園路、玄関周辺の階段工事、塀の設置や撤去、生垣の植栽・管理、庭木(植木)の.剪定・手入れ、肥料やり、害虫予防・消毒など、植栽の維持管理も承っております。
お庭のリフォーム・建て替え時の庭木移植まで、お気軽にご相談ください。
イチョウの紅葉 黄色い絨毯(じゅうたん)
(写真:イチョウ並木の歩道)
2019.12.3
イチョウの葉が黄金色に輝くのは11月下旬頃が見頃です。落ちた葉が積もり、足元は見事な黄色い絨毯(じゅうたん)が広がります。
イチョウの葉っぱがパラパラと舞い落ちてきました。
イチョウの葉っぱが一斉に落ち出す現象はよく知られた話です。葉がパラパラとまたパラパラ、それを繰り返し、早いときは数時間、ほぼ1日で枝だけになります。
街路樹のイチョウ
(写真:姫路駅前(大手前通り)のイチョウ並木)
2016.12.13
街路樹(がいろじゅ)は、環境に強く景観が美しいイチョウやサクラ、クスノキなどの他、少し背の低いサザンカやツツジなどの中低木が使われ、四季の移り変わりを身近に感じさせてくれます。
国土交通省の調査によると、日本全国の街路樹は675万本あり、一般国道、主要道の街路樹に植えられている木の種類は、
1位・イチョウ(57万本)、 2位・サクラ(49万本)、 3位・ケヤキ(48万本)で、 「イチョウは大気汚染に強く、丈夫な木なので、都会を中心に街路樹として日本一多く植えられています。」 (2007年調査結果)とありました。
兵庫県の市内に植えられている街路樹(高木)で一番多いのは、兵庫県の県木でもあるクスノキが1位、以下上位はケヤキ,イチョウ,サクラ類,トウカエデとなっています。
我が宍粟市には、葉っぱにギンナンの実が付く オハツキイチョウ(お葉付きイチョウ) があります。 宍粟市の天然記念物に指定されています。
10月~11月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、
四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市に隣接する「佐用町」のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
葉っぱにギンナンの実が付く!一度は見てみたいイチョウです。
宍粟市天然記念物のイチョウ
教福寺のオハツキイチョウ
(お葉付きイチョウ)
葉の縁(フチ)に実(ぎんなん)を付けるイチョウの変種です。種子が葉上にできることからこの名が付いたそうです。
オハツキイチョウは全国的にみても数十本程度しか見つかっていない珍しいイチョウです。
「教福寺(きょうふくじ)」のオハツキイチョウは、宍粟市指定天然記念物に指定されています。
(※オハツキイチョウは、雄(オス)株で葉辺に葯(やく:花粉が入った袋)をつけるものと、雌(メス)株で葉面上や葉縁に種子をつけるものがあります。)
・ 樹齢数百年と推定 ・ 樹高/22mの巨木です。
・ 場所:宍粟市千種町西山
・ 詳しくは → 宍粟市にある教福寺のオハツキイチョウ
(地域コミュニティひょこむのホームページ)
銀杏(イチョウ)の名所
大きな銀杏の木が2本
岩上神社の大イチョウ
黄葉の絨毯(じゅうたん)。秋になると一面が黄色に染まります。
・ 場所:宍粟市山崎町の梯(かけはし)
・ 詳しくは→岩上神社の大イチョウ
(しそうツーリズムガイドのホームページ)
銀杏(イチョウ)の名所
兵庫県の指定天然記念物
佐用の大イチョウ
町の象徴ともいえる「佐用の大イチョウ」は、かつてこの場所にあった「如意輪山満願寺」の境内に茂っていた
イチョウが大木となったもので、千年の間、佐用の歴史を見つめています。
“佐用の大イチョウ”は、県の指定天然記念物でもあり、佐用町の町木にも制定(平成22年10月1日)されています。
「美しいひょうごの森づくり」一般社団法人 兵庫県治山林道協会 発行の
【兵庫の巨樹・巨木
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 】(No.18)にも紹介されています。
・ 樹齢1000年
・ 幹周/8.61m、樹高/35m(兵庫のイチョウ 第2位を誇る巨木です)
・ 場所:JR佐用駅 徒歩約10分「児童公園」
・ 詳しくは→佐用の大イチョウ
(佐用町のホームページ)
兵庫のイチョウ 第2位を誇る巨木 「佐用の大イチョウ」
台風で枝が折れ幹は落雷で裂かれるなどにも耐てきた威勢のあるりっぱなその姿は、佐用の象徴にもなっています。
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