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秋の風物詩 ススキ(芒・薄)
(写真:花壇に植栽しているススキ)
ススキは、花壇や公園、道端や空き地など日当たりのよい場所に育ちます。背丈が高く1m~2mに成長します。
ススキ(芒・薄)の花穂(かすい)
ススキは、花が咲くイネ科ススキ属の多年草です。
草ではなく花が咲く植物です。ヽ(〃^▽^〃)ノ
8下旬~10月頃(夏の終わりから秋にかけて)ひとつの茎に十数本ぐらいの花穂(かすい)を付けます。
※花穂(かすい)は、花が稲穂のように一本の長~い軸に、短い花が群がりついている花の付き方です)
ススキの花穂(かすい)は、夏は緑、初秋から赤みを帯びた赤オレンジ色(赤褐色(せっかっしょく)になり、 秋に花が咲きだします。
ススキ(芒・薄)に似た植物 ・オギ(荻)
(写真:オギの穂)
ススキとオギは同じイネ科の植物で、とてもよく似ています。
一見、見分けが付かないという方も多いです。
ススキは茅葺(かやぶき)屋根の材料として代表的な植物です。
オギ(荻)は硬くて弾力がなくあまり使われていません。
ススキ(芒・薄)とオギ(荻)を見分けるには、穂の付き方・株立ちを見ます。
ススキとオギ(荻)の見分け方
ススキは、株立ちをするので群のようにまとまって生えています。 オギは、1本ずつ立ちます。
ススキは、日当たりと乾燥した土を好み、水がたまる場所では育ちません。 |
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オギ(荻)は、ススキに比べ白い毛の長さが長くポワンとふくらみが出てフサフサした花穂をつけます。 |
ススキの仲間で、巨大な「お化けススキ」 と呼ばれるのは「パンパスグラス」です。
ススキの穂は、花の集まりです
・黄金色のススキ
ススキは、秋になると黄色い粒のような花が付き、 穂(ほ)の全体が黄金色になっていきます。
(写真:黄金色に輝く、花が付いたススキ)
(写真:ススキの花)
ススキの花は、花弁(かべん:花びら)が無く、雄しべと雌しべだけです。
鈴なりにぶら下がっている黄色い粒のようなもの(花粉が入っているふくろ)が「雄しべ(おしべ)」で、
小さい茶紫色の毛羽立ったものが雌しべ(めしべ)です。
ススキ(芒・薄)の花後 白銀色
・ススキの花後
花が終わると、針状の毛をつけた種子(しゅし:たね)ができると白い毛が生えて、 穂(ほ)の全体が白銀色になっていきます。
ススキ(芒・薄)の種子(しゅし)
(写真:ススキの種(たね))
秋が深まる頃、花は綿毛(わたげ)をつけた種子(しゅし)に変わります。
ススキの種(たね)は風によって飛んでいきます。
白い綿毛が広がると種子(しゅし)が飛ぶ準備に入り、穂(ほ)がフサフサになります。
ススキ(芒・薄)の種
ススキは、風で「花粉」が運ばれる風媒花(ふうばいか)です。
(写真:白銀色に輝くススキの穂)
ススキ(芒・薄)の葉っぱ
ススキの「葉」は、中央部分に白い筋が入っています。
葉は細くて長い線形で、密集して伸びます。
縁(ふち)が鋭く、触ると指を切ってしまいますので、 手入れや刈り込みをする際は軍手など防備が必要です。
【NHK】学校・教育用の動画でススキが紹介されています。
(別ウィンドウで開きます。)
【映像】-NHK動画- 音声による解説付き ススキの花と種子 ススキの白い穂は、花の集まりです。秋が深まると、花は綿毛をつけた種子に変わり、風に乗って飛んでいきます。 |
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【映像】-NHK動画- 音声による解説付き ススキの季節変化 4月、6月、9月のススキの変化と実から種子ができる様子を観る映像です。 |
ススキ(芒・薄)の育て方
ススキ(薄)は、8下旬~10月に咲くイネ科の花(植物)です。
性質が丈夫で育て方も簡単です。耐寒・耐暑性ともに非常に強いです。
日当たり、風通し、水はけのよい場所で育ちます。
庭植え(地植え・外植え)の場合、水やりは雨水だけで十分です。
背丈は約1~2mにも成長します。
ススキは株分けで増やせます。
植え付けや植え替えをおこなう適期は、2月~3月頃です。
ススキの成長を抑える(鉢のまま埋める)育て方 ススキは、上にも横にも成長し根もよく張ります。
育てるスペースが限られている場所や “ 広がらないようにしたい ”場合は、夏前(5月下旬から6月頃)に一度刈り込みを行い成長を制御していきます。
成長を抑えて育てたい場合、大きめの鉢に植えて「鉢のまま」地面に埋める~という方法もあります。 (⌒∇⌒)
鉢のまま埋めるといっても、その先、なにもしなくていいわけではありません。 |
(※ススキは花粉症のアレルゲン植物の一つです。イネ科植物のアレルギーをお持ちの方(秋に症状が出る人)は、 ススキの栽培は避けられたほうがよろしいかと思います;;。)
和風店舗の中庭にかかせない秋の植物として栽培
ススキ(芒・薄)の仲間
ススキは多数の園芸品種があります。葉っぱが長く観賞できることから「カラーリーフ」として植えられているお宅もあります。
(※葉を楽しむ植物のことを「カラーリーフ」といいます。)
斑入り品種: タカノハススキ(斑入りススキ) |
葉っぱに模様が入る
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葉が細い品種: イトススキ(糸薄) |
矮性(わいせい)品種のススキ「イトススキ(糸ススキ)」は、大きくならない性質の葉が細い品種です。
葉が5ミリ程度で、背丈は1mほど。 穂も小さ目です。葉の茂り方が大胆な曲線を描き上品さがあります。
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ススキを大きくならないように成長をひかえめに育てるには、夏前に(5月下旬~6月までに、株元から30~50cmほど残して上部をバッサリ刈り込みます。
秋の七草・尾花(おばな)
万葉集にも詠まれている「秋の七草」に出てくる「尾花(おばな)」は、ススキのことです。
穂(ほ)の部分が動物の尾に見えることから由来しています。
初秋を告げるススキは、晩夏以降の生け花にも多く使われます。
和名の「ススキ」は、『 す(く)す(く)伸びる木 』 という意味が転じてススキと呼ぶようになったという説があります。
中秋の名月
(ちゅうしゅうのめいげつ)
“一年で一番月が美しい”といわれる「十五夜(じゅうごや=旧暦8月15日)」の月を「中秋の名月」と呼び、月を眺めて楽しむことを「お月見」といいます。
お月見には秋に採れた野菜や植物、お米の稲穂の代わりにススキ(芒・薄)やオギ(荻)で「お月見飾り」をして、米粉を使ったお団子やお酒を神様にお供えし、秋の収穫を祝って来年の豊作を祈願します。
ススキといっしょに秋の七草にも出てくる花、桔梗(キキョウ)や萩(はぎ)をいっしょに飾る方も多いです。
秋の夜風を感じながら鈴虫やコオロギの合唱を聞き、中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ、満月)を眺め、お月見をしながらお団子を頂きっます~ (*´∀`*)パクッ。
※秋の真ん中「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」の日は、毎年変わります。
・中秋の名月
現代の暦でいうと9月中旬~10月上旬にあたり、2016年は9月15日、2017年は10月4日、2018年は9月24日 です。
2019年は、9月13日です。 2020年は10月1日です。
(「中秋の名月」が必ずしも満月になるとは限りません。ちょっとズレている年もあります)
枯れススキ (ススキのドライフラワー)
春から夏にかけて緑一色だったススキ。秋が深まると白い穂になり、冬は枯れます。
枯れた後のススキは「枯れススキ」といわれ、ドライフラワーとして楽しめます。
ススキは、葉も茎も穂も乾燥すると優しい色合いになります。
花屋さんや雑貨屋さんでも、ススキやパンパスグラス(巨大なススキ?)のドライフラワーを飾っているのをよく見かけます。
ススキは高原や草原で群生が見られます。
ススキの植栽、枯れたススキや雑草の刈り取り、庭先に生えたススキの駆除もお気軽にご相談ください。
山崎造園では、建物周辺のエクステリア(外構)工事から植栽工事まで一貫して行います。お庭の設計・施工、庭のアプローチや門柱、塀や垣根の設置工事、中庭設計、花壇の増設、解体・撤去、記念樹や庭木の植栽・移植工事、芝生の肥料やり・芝刈りなど、植木の剪定・年間管理も承っております。
主要地域 :造園工事も対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他 ,
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市 )
10月-11月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、
四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
西日本有数のススキの草原
砥峰高原(とのみねこうげん)
映画「ノルウェイの森」や大河ドラマ「平清盛」のロケ地となり一躍有名となった砥峰高原(とのみねこうげん)は、関西でも有数のススキの群生地として知られています。 、
ススキの草原が見ごろを迎えた10月中旬過ぎ、砥峰高原では毎年「ススキ祭り」が行われ、ステージイベントや、地元特産品販売などが実施され、大勢の観光客で賑わいます。
・場所:兵庫県神崎郡神河町にある高原
・詳しくは→砥峰高原
(神河町観光協会のホームページ)
砥峰高原 名水を使った「手打ちそば」
砥峰高原には、名水を使った手打ちそば屋【平家そば処「交流庵」】があることでも知られています。
週末には県外から訪れる車で駐車場がいっぱいになるなど、店に入りきれない人たちが
外の仮設テーブルで賑わっている風景も珍しくありません。
自然に囲まれた中で風味豊かな本格そばを味わえます。
(※冬季は閉館)
9月~11月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、 四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。 是非宍粟市に訪れてください。
蕎麦の名所・そば畑
【蕎麦の花 おすすめスポット】
福田 田毎のそば(ふくだ たごとのそば)
蕎麦は、宍粟市一宮町の名産です。
宮町染河内地区では、地元の田毎(たごと)グループが中心となって、
山沿いの段々田んぼ約2.9haにそばを栽培しています。
「福田 田毎のそば(ふくだ たごとのそば)」は、
四季折々の美しい花の風景地「西播磨 花の郷」として認定されています。
毎年9月下旬から山沿いの段々田んぼ一面に「蕎麦の花」が咲き、
白いじゅうたんが敷き詰められたかのように見事な景観を造り出します。
また11月中旬には、このそば畑でとれたそば粉を使って、
そば打ちコーナーや試食コーナーなど「ふくだ収穫祭」が開催され多くの方が観光で訪れています。
・ 場所 宍粟市一宮町東河内
・ 〔そばの花〕 開花時期/9月下旬~10月上旬
・11月中旬「ふくだ収穫祭」
・ 観覧無料
・ 駐車場 あり
・ 詳しくは→福田 田毎のそば
(西播磨ツーリズム振興協議会のホームページ)
11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
9月・庭の手入れ 芝生・庭に生える キノコ(毒キノコ) |
7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
6月・梅雨~初夏の花 ヤマボウシ(山法師) |
5月・庭の手入れ・雑草対策 どくだみが大量に繁殖?! |
5月・春の花壇 ムスカリ(ムスカリー) |
4月・散房花序に咲く花・多年草と一年草イベリスの違い 宿根イベリス |
4月・剪定・枝の処理 サクラ(桜)の木 |
1月・早春を告げる花木 梅の木(花ウメ)・サクランボの花 |
3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・蝋梅(ロウバイ) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
8月・サルスベリの花を再び咲かせる『2度切り』 サルスベリ(百日紅)の剪定 |
12月・冬の花壇・ミニシクラメン ガーデンシクラメン |
7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
5月・花と実を楽しむ 姫りんご(姫林檎)の木 |
10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
2月・下向きに咲く花 スノードロップとスノーフレーク |
5月・和風も洋風にも映える花 カサバルピナス(傘葉ルピナス) |
1月・門松のご注文・配達・引き取り 迎春(門松・お正月飾り) |
4月・雑草対策にもなる植物 シバザクラ(芝桜) |
12月・冬の庭に咲く白い花 プリムラ・シネンシス(雪桜) |
2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
1月・氷柱ができる植物 氷の花・シモバシラ(霜柱) |
10月・秋の風物詩 ススキ(芒・薄)・オギ(荻) |
12月・官兵衛飛躍の地・宍粟市 メグスリノキ(目薬の木) |
9月・秋の花壇 地植えのコスモス・手入れ |
11月・銀青色を帯びた葉色・クリスマスツリーの木 銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ |
8月・ヒマワリの役目・緑肥植物 ひまわり畑はなぜ? |
10月・花のある暮らし 秋色あじさい |
7月・香りを楽しむ庭 ミントの栽培・お困り事 |
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