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アカマツ(赤松) ~松くい虫被害~
(アカマツ林)
松くい虫被害
全国的規模で広がっている“マツ枯れ”とも呼ばれる「松くい虫被害」は、 松を植栽している松林やゴルフ場でも深刻です。
発見された枯損木は、速やかに伐倒し適正に処理し、 カミキリ幼虫や松材線虫(マツノザイセンチュウ)等を駆除します。
兵庫県でも「松くい虫被害」の拡大を防止するために、 さまざまな対策を講じ、松林の保全に努めています。
【関連記事】
≫松林を松くい虫から守ろう
(兵庫県ホームページ)
松枯れの原因は、マツノマダラカミキリとそれに運ばれるマツノザイセンチュウで、 マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウは共同してマツを枯らします。
マツノザイセンチュウによる松枯れ(松くい虫被害)に至ったマツ類を助けることはできません。被害から守るには殺線虫剤(殺センチュウ剤)を幹に注入するなど(薬剤散布等)で防止に努めます。臭気が少なく環境にやさしい殺線虫剤もあります。
マツ枯れ 伐倒処分作業
山崎造園では、県・市町と協力し「松くい虫被害」の 伐倒処分作業 を行っております。
(写真:アカマツの伐採 )
松くい虫によって枯れたアカマツ(赤松)を伐採しました。
建物に隣接していましたが、重機でけん引すれば安全に倒すことができると 確認し、近隣の安全を確保しながら丁寧に作業を行い、 滑車とワイヤーを用いて重心を安全側に引っ張りながらの伐採作業でした。
≫ 作業の様子は、山崎造園のブログ 「伐採」の記事でも紹介しています。
松林の役割
防風林は、台風などの風害による被害を防止することを目的に植えられる樹木で松や杉といった常緑樹が防風林に用いられます。
海岸林は、海からの風や潮、津波や高波、飛んでくる砂などから海沿いの暮らしを守るためにつくられた森林です。
松(マツ)は痩せた土地でも生育することができるため、古くから植栽されてきました。
山や内陸
まつたけ生産にも欠かせないアカマツ(赤松)は、山や内陸に多く植えられ土壌が流れ出るのを防ぐ役目もあります。
海岸や砂浜
塩害に強いクロマツ(黒松)は海岸や砂浜などの防風林として海岸に多く植生されています。
かつてアカマツで知られていた六甲山(兵庫県)
六甲山の樹木といえばアカマツ(赤松)といわれるほど、山の大半はアカマツに覆われていましたが、江戸時代の乱伐や山火事などにより荒廃し、明治中期は、ほとんど木のないハゲ山となり、現在の六甲山の植生は、その後の大規模な植林によるものです。
植林から100年以上経過した現在は、アカマツ林だったところは松くい虫の被害にあい伐倒され、アカマツ林やコナラなどが主体だった森林から広葉樹へと植生が変化し、アラカシなどの常緑広葉樹が大半を占めていますが、今でも樹齢百年を超える古木のアカマツを見ることができます。山全体を見渡せるのは六甲有馬ロープウェイですね。アカマツの樹形を上空から見るも良いものです。
アカマツ林は、郷土の景観や、木材の生産、地域の特産品にも欠かせない樹木です。
アカマツ林がある地域では、管理区域になっているところもあります。(※これより立ち入り禁止区域には注意してください。)
アカマツ(赤松)の特徴
高木が特徴的なアカマツです。
幹(みき)はまっすぐ伸び、細めで上の方で枝を横に出します。(※クロマツは曲がりくねった樹幹が特徴です。)
アカマツの葉は短く、クロマツは葉が長めです。
針のような葉ですが、触るとふにゃっとしていて柔らかいです。(※クロマツの葉はツンツンとしたかためです)。
アカマツ(赤松)の樹皮は、赤みを帯び、亀の甲羅のような割れ目が入ります。
老木になると樹皮が細かくめくれあがります。
ひょうご元気松(抵抗性アカマツ)
「ひょうご元気松」は、西日本の松くい虫激害地のなかで生き残ったマツから選び出された、松くい被害に強い(抵抗性)遺伝子をもつ母樹から採種された種子から育てたアカマツ(赤松)の苗木です。
森林林業技術センターの緑化センターに採種園(さいしゅえん:タネをとるための採種木を育成する樹木園)がつくられタネが供給されています。
(兵庫県立農林水産技術総合センターのホームページ)
ひょうご元気松(抵抗性アカマツ)の苗木は、植栽事業などで県内の自治体を中心に松くい虫被害跡地や松茸山等に植えられています。
アカマツ(赤松)、クロマツ(黒松)は常緑針葉樹で、樹高30mを超すものもあります。高所作業や斜面作業にお困りの際はぜひお声がけください。クレーンを使った高所作業にも対応しております。
松は木の寿命が長く、庭木でも先祖代々受け継がれている松もあります。
春の剪定「ミドリ摘み」、冬の剪定「もみあげ、透かし剪定」、公共の松林や庭園の松の「コモ巻き」作業、松くい虫被害にあった松の伐採(伐倒)
害虫予防・消毒作業、薬剤散布を行っております。松の木1本から、季節に応じた年間管理まで対応いたします。
山崎造園では、造園設計・施工、エクステリア・外構工事・造園土木・公共緑化工事はもちろん、 戸建て住宅の緑化工事、料亭や茶室や庭園の園路、玄関周辺の階段工事、塀の設置や撤去、生垣の植栽・管理、庭木(植木)の.剪定・手入れ、肥料やり、害虫予防・消毒など、植栽の維持管理も行っております。
主要地域 :造園工事、お庭のリフォームも対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
9月・庭の手入れ 芝生・庭に生える キノコ(毒キノコ) |
7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
6月・梅雨~初夏の花 ヤマボウシ(山法師) |
5月・庭の手入れ・雑草対策 どくだみが大量に繁殖?! |
5月・春の花壇 ムスカリ(ムスカリー) |
4月・散房花序に咲く花・多年草と一年草イベリスの違い 宿根イベリス |
4月・剪定・枝の処理 サクラ(桜)の木 |
1月・早春を告げる花木 梅の木(花ウメ)・サクランボの花 |
3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・蝋梅(ロウバイ) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
8月・サルスベリの花を再び咲かせる『2度切り』 サルスベリ(百日紅)の剪定 |
12月・冬の花壇・ミニシクラメン ガーデンシクラメン |
7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
5月・花と実を楽しむ 姫りんご(姫林檎)の木 |
10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
2月・下向きに咲く花 スノードロップとスノーフレーク |
5月・和風も洋風にも映える花 カサバルピナス(傘葉ルピナス) |
1月・門松のご注文・配達・引き取り 迎春(門松・お正月飾り) |
4月・雑草対策にもなる植物 シバザクラ(芝桜) |
12月・冬の庭に咲く白い花 プリムラ・シネンシス(雪桜) |
2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
1月・氷柱ができる植物 氷の花・シモバシラ(霜柱) |
10月・秋の風物詩 ススキ(芒・薄)・オギ(荻) |
12月・官兵衛飛躍の地・宍粟市 メグスリノキ(目薬の木) |
9月・秋の花壇 地植えのコスモス・手入れ |
11月・銀青色を帯びた葉色・クリスマスツリーの木 銀青色の針葉樹・プンゲンストウヒ |
8月・ヒマワリの役目・緑肥植物 ひまわり畑はなぜ? |
10月・花のある暮らし 秋色あじさい |
7月・香りを楽しむ庭 ミントの栽培・お困り事 |
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