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桔梗(キキョウ)がある庭・秋の七草
桔梗(ききょう)は日本原産の多年草です。万葉集の中で『秋の七草』として歌われていますが、夏の暑い時期から咲き始め秋にかけて咲く花です。草原の栽培を代表する花ですが、和風庭園などでも植栽されています。
桔梗(キキョウ)の開花
桔梗(キキョウ)の開花は、6月~9月です。初夏から秋が深まる間次々に咲きます。
桔梗(キキョウ)の花姿
桔梗(キキョウ)の茎は細く上に向かって直立し、花は茎や分かれ枝の先に付き、花先が5つに裂け星型の花を咲かせます。
花の色
桔梗(キキョウ)の花の色は、紫、青紫、白、ピンクなどがあります。桔梗(キキョウ)の青紫と白色の混栽はとても清楚な印象です。
和の庭に合う桔梗(キキョウ)
桔梗(キキョウ)は、日本原産です。高さ0.5~1mほどになる多年草です。清涼感があり夏の庭を彩ります。まっすぐ上に伸びます。
紙風船のような蕾(つぼみ)が可愛い桔梗(キキョウ)
桔梗(キキョウ)の蕾(つぼみ)は、「紙風船」のようなふくらんだ形をしています。蕾(つぼみ)の色は、最初は緑色ですが青紫にかわっていきます。
花の開き方
蕾(つぼみ)が膨らみ5本の裂け目が明確に出てくると、いよいよ開花です。
パンパンに膨らみ “ ぱふっ ” と花が開きます。
開くその姿が可愛く、その一瞬に遭遇した時は笑みがこぼれます。
桔梗(キキョウ)の名前
桔梗の英名は「balloon flower(バルーンフラワー)」といい、蕾(つぼみ)の形に由来しています。
桔梗(キキョウ)の中心、小さな白い花にみえるものは雌しべ(めしべ)です。
(写真:白い花のような桔梗の雌しべ)
桔梗(キキョウ)の中心部にある白い花のように見えるものは、雌しべ(めしべ)です。
雌しべ(めしべ)が熟してくると"クルリ"と先が開き、花柱の先が5裂した星型になります。
桔梗(キキョウ)の植え付け・育て方
桔梗(キキョウ)は、地植え(庭植え)はもちろん、鉢植えでも育てることができます。暑さ寒さに強く、風通しのよい日なた~半日陰で育ちます。
育てる場所
桔梗(キキョウ)は、直射日光があたる暑さが苦手です。半日くらい日が当たれば問題なく育ちます。夏は株の中が熱でこもらないように、風通しをよくしておくことで病害予防します。
土に直接日光が当たらないように、他の植物と寄せ植えにして育てている花壇も多いです。
キキョウの手入れ・花があまり咲かない、弱弱しく貧弱に・・・?!
桔梗(キキョウ)は乾燥に強く、過湿を嫌う植物です。過剰に水を与えないように注意します。
桔梗(キキョウ)は一日中建物の陰になるような湿気がある日陰では花付きが悪く育ちが弱くなります。
桔梗(キキョウ)は冬に刈り取ります。
桔梗(キキョウ)は、多年草です。冬に地上部が枯れたら刈り取ります。耐寒性があり冬越しできます。春になれば芽が出てきます。地面が凍結する地域では腐葉土を厚めに敷いたり、冬に備えて刈り込んだ葉茎を被せて防寒をします。
桔梗(キキョウ)の手入れ
桔梗(キキョウ)は育てやすいです。株分けで増やすことが出来ます。
・剪定時期:花が咲き終わる7月~8月が適期です。
・二度咲き:花が終わった後、8月頃に株元から1/3~半分くらいの位置で切り戻しをすると、切った茎の途中から新たに芽が出て花が咲きます。
成長
成長:一般の庭で1~3年、環境が良いと4、5年花を咲かせてくれます。
地植え(庭植え)の場合は、3年に1回くらい株分けも兼ねて植え替えします。
桔梗(キキョウ)は茎の下部の葉は幅が広くなります。
桔梗(キキョウ)の増やし方
タネまき、さし芽でふやすことができ、株分けもできます。株分け・植替え適期は、初春(3月)または初秋(10月)です。
地域景観・桔梗(キキョウ)がある風景
桔梗(キキョウ)の花は、山々の景色に溶け込むように咲き、周辺の存在感を引き立ててくれます。
桔梗(キキョウ)の種類
古来より人々に愛され、万葉の時代から観賞されていた「桔梗」の園芸品種です。花色は、淡い紫の青色が定番ですが、白やピンクもあります。
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白い桔梗 |
八重咲きの桔梗 |
秋を代表する七つの草花
「秋の七草」の朝貌(あさがお)・桔梗(ききょう)
桔梗(キキョウ)は、万葉の歌人・山上憶良(やまのうえのおくら)が二首の歌に詠んで以来、日本の秋を代表する草花として親しまれています。
万葉集 山上憶良 (やまのうえのおくら) |
![]() |
秋の野に 咲きたる花を 指折およびおり |
(山上憶良 万葉集 一五三七 巻八) |
意味:秋の野にとりどりに咲く花を、指を折りながら 数えてみると、七種の花があります。 |
萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 |
(山上憶良 万葉集 一五三八 巻八) |
読み: ハギのはな おばな(ススキ) くずはな(クズ) なでしこのはな おみなえし またふじばかま あさがおのはな |
最後に詠まれている“朝顔の花”は、桔梗(キキョウ)のことです。 |
珍しい品種・桔梗(キキョウ)の仲間
丈の低い鐘形、小川桔梗(オガワギキョウ)
(写真:小川桔梗(オガワギキョウ))
小川桔梗は、キキョウ科ホタルブクロ属の栽培品種です。
草丈は低く8~15cm程度の先端に(地際ギリギリに)、4~5cmの鐘形の花が咲きます。
開花時期は6月~7月頃で、多年草です。花付きも良いです。グランドカバーにもなる可愛らしい鐘形の桔梗(キキョウ)です。
珍しい品種・桔梗(キキョウ)の仲間
高山で育つ、千島桔梗(チシマギキョウ)
千島桔梗(チシマギキョウ)は花弁や花筒に毛があるのが特徴です。草丈5cm〜15cm程で、花期は7~9月。北海道から本州中部地方以北の高山帯の岩場等に分布しています。
(写真:千島桔梗(チシマギキョウ))
山崎造園では、植木・庭木の剪定から造園工事、ガーデニング工事、ウッドデッキの施工、記念樹の植栽、生垣工事、樹木の枝処理・伐採、雑草防止シート張り、花壇の設計・施工、庭工事・庭リフォーム、造園土木工事、建物周辺の外構・エクステリア工事全般対応しております。
桔梗が弱っている・・・、桔梗が枯れた・・・、桔梗の花畑を作りたいなど、お庭に関することなら工事の大小に関わらずお気軽にご相談ください。
主要地域 :造園工事、お庭のリフォームも対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
8-9月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
桔梗の寺(1,000株の桔梗)
遍照寺(へんじょうじ)
境内の苔庭に咲く一輪の桔梗の花に魅せられ、御本尊にお供えする万華の花として平成13年より植栽を始め、今ではおよそ1,000株の桔梗が植えられているそうです。
別名「桔梗寺」と呼ばれています。
6月下旬から9月彼岸頃までの開花時期には、庭園を観賞するた人々が多く訪れます。
・ 場所 :兵庫県香美町香住区小原616
・ 香住・余部道路香住インターより村岡方面へ5㎞
・ 詳しくは→遍照寺(桔梗の寺、但馬七花寺霊場)
(香美町役場のホームページ)
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